常念-燕 山の緑、空の青、雪の白、そして貧乏根性に負けた
- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,233m
- 下り
- 3,128m
コースタイム
天候 | 6/3 晴れ 6/4 晴れ→曇り 夜中の気温+2℃、今年初めて氷点下にならなかった |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
中房温泉からJR穂高駅までタクシー7500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な雪渓のある場所 ○常念〜燕 なし ○大天井〜赤岩岳 大天井の南北トラバース道に各2箇所、大天井ヒュッテ横に1箇所 ○西岳 少なくとも3箇所 注意 大天荘と大天井ヒュッテはまだ営業してません(冬季小屋あり) |
写真
装備
個人装備 |
テント 1 G-LIGHT
マット 1
シュラフ 1
ガス 1 EPIガス
コンロ 1 EPI revo3700stove
コッヘル 1
食器 1
ラジオ 1
地図 1
靴下 1
ヘッドライト 1
予備電池 3 単4
一眼レフカメラ 1 ペンタックス KS-2
スコップ 1 プラスチック製
タオル 1
歯ブラシ 1
ダウンウェア 1 MILLET
コンパス 1
日焼け止め 1
携帯電話 1
ニット帽 1
半そでシャツ 1
長袖シャツ 1
フリース 1
レインウェア上下 1
インナー手袋 1
ピッケル 1 CT アルパインツアー
アイゼン 1 BD セラック
ストック 2 LEKI QUANTUM
バックパック 1 70リットル
食料 3日分
腕時計 1 PRO TREK
三脚 1 velbon EX4400
熊鈴 1
プラティパス2L 1
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感想
初夏の常念縦走。雪融け後の寂れた風景を予想していたが、
完全に予想を裏切られた。
北アルプスはもう緑の季節。
緑の山肌とわずかに残った雪と青空が絵画のような風景を作り出し、
今年初めての夏山縦走を楽しめた。
しかしその一方で、
またつまらぬ敗退を喫してしまった・・・
○敗退原因
もともと常念〜槍縦走を画策していたが、鎌尾根どころか西岳で敗退。
原因はアイゼンにあった。今回は、普段雪山で使っているグリベルG12ではなく、
夏山用にしている、使い古しのBDセラックを持ってきた。
セラックを履いて雪渓に足を乗せた瞬間、
カチンコの雪につぼ足で乗ったような不安定さに愕然とした。
もともと爪が短いBDセラック。使い古してさらに短くなっていた。
雪渓を上に登ることには使えても、雪渓を横断することには無力であった。
それでも普通の雪渓ならカットステップを切って横断できたが、
ヒマラヤ襞(ヒダ)ばりの西岳の雪渓では、ヒダの出っ張りに足を邪魔されてうまくステップが作れず、断念。夏の雪渓なんぞで死にたくは無い。
このあと大天井岳まで戻ったが大天井北側のトラバース道でまたもや襞(ヒダ)のある雪渓に遭遇!しかたなく分岐点まで戻って南側から登った。
○貧乏根性にちょっと反省
そもそもグリベルではなく使えないBDセラックを持ってきたのは、
グリベルをなるべく磨耗させたくない、温存したいという貧乏根性によるもの。
アイゼンを冬用と夏用に分けるのは別にいいが、両方まともなものをそろえるべきだったろう。はじめからグリベルを夏用にして、次の冬には冬用に新しいアイゼンを買えばよかったんだ。道具をケチびるとろくなことにならないということを今回学んだ。
とはいえ敗退後に転進した燕岳縦走とてもよかった。
裏銀座や槍の展望を眺めるために西岳まで寄り道したと思えば悪くない。
こういうあやふやな縦走コースもけっこういいもんだな。
kobetakaさんはじめまして。
事前情報として今回縦走の際の参考にさせていただきました。
雪渓の情報と、東鎌尾根の写真は本当に助かりました。
こちらのレコがなかったら確実に撤退していました。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
alsoさんこんにちは
いえいえどういたしましてです。
こんな敗退レコでも役に立つことがあるんだなぁと、
参考にしていただきこちらこそありがとうございます。
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