[ワンゲル部]夏山合宿 槍ヶ岳
- GPS
- 30:58
- 距離
- 59.7km
- 登り
- 2,809m
- 下り
- 2,810m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 6:07
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 9:56
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 9:02
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 3:44
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
往路: JR 明石ー米原ー名古屋(青春18きっぷ利用) 名鉄バス 名古屋ー上高地バスターミナル 復路 アルピコ交通バス 上高地ー平湯温泉ー高山バスターミナル JR 高山ー美濃太田ー岐阜ー米原ー明石 |
写真
感想
今年のワンゲル部の夏山合宿は北アルプス、槍ヶ岳。
3年前にも計画したのだが、天候に恵まれず断念した苦い思い出があるので、リベンジでもあるのだ。
今回、初めて夜行バスを利用してみた。
大阪ー上高地の夜行バスがあったのだが、発売とほぼ同時に売り切れ。調べてみると名古屋ー上高地という便があったので、発売日当日の朝一で電話を掛け、全員分の席を確保することができた。
[8/5(金)]晴
18:00 明石駅集合 引退した3年生が見送りに来てくれた。
JRの青春18きっぷを利用し、米原経由で名古屋に移動。
名古屋から23時発のバスに乗り上高地へ。(車中泊)
夜行バスは「ゆったり4列シート」で普通の観光バスに比べると広い感じがするが、やはり眠りは浅かった気がする。
[8/6(土)]晴
5:00 上高地バスターミナル到着
各自朝食を摂り、荷物を整え、槍沢を目指し出発。
明神、徳沢、横尾と休憩を取りながら、ちょうど昼に槍沢ロッヂに到着。
このルートは比較的高低差もなく平坦なので、メインザックでの行動だが全員無事にたどり着いた。
テント場のババ平は槍沢ロッヂから更に30分程登った所で、徐々に勾配もきつくなって来て、負荷を感じた。
ババ平のキャンプ場はそれ程広くはないが、なんとかテントスペースを確保しベースキャンプを設営することができた。あとから来た人は河原に近い所にテントを張っていた。
夕飯はポトフ。部員たちは手際よくご飯とポトフを作り、みんなでいただいた。確実にご飯の炊き方が上手くなってきている。
明日に備えて早めに就寝。
[8/7(日)]晴
3:00 起床。朝食はワンゲルスープを手早く摂る。
4:50 登山行動開始。
昨日と違い、どんどんと勾配を稼いでいく。サブザックなので負荷はかなり少ない。
天狗原分岐を越えた所の水場を過ぎたあたりで、ようやく槍ヶ岳が姿を現した。
槍の姿を見上げながら、岩のガレ地を右へ左へ高度を上げ進んでいく。
殺生ヒュッテの分岐あたりで小休止。
8:35 槍の肩、槍ヶ岳山荘に到着。
とりあえずの達成感に浸りながら、小休止。
山荘でヘルメットを借り、いよいよ槍に取り掛かる。
人は多かったが、大渋滞とまでは行かず、スムーズに流れている感じだった。
登りと下りのルートが分けられていて(途中クロスする所もあるが)、岩場のキホン「三点確保」に注意してゆっくりと進む。
一番上の2本の梯子を登り切ると、頂上である。
全員無事に登頂。
それぞれ祠の前で記念撮影し、しばし槍の上からの景色を楽しむ。
天気が良かったので、北アルプスの山々を見渡すことができた。
下りは登り以上に慎重になったが無事に降りることができ、山荘の周りをしばし散策し、ベースキャンプの槍沢まで来た道を引き返す。
帰路は、大きな仕事を終えたあとの安堵からか、下りという身体的負担の軽さからか足取りも軽く、部員同士会話を楽しみながらババ平に戻ってきた。
休憩後、夕食を摂りミーティング
念願の槍ヶ岳登頂が叶った。日本には沢山の素敵な山があるが、槍ヶ岳という山は、何かしら象徴的な存在感があり、忘れられない経験となるだろうし、「あそこに立ったのだ」という事実は何かしらの自信に繋がるはずである。
明日は、計画ではベースキャンプを横尾に移し、そこから蝶ヶ岳へのピストンをする予定だったが、時間的、体力的な面を考慮して、横尾から涸沢までのピストンにコースを変更した。
[8/8(月)]晴
3:30 起床。朝食の準備と同時にテントの撤収に取り掛かる。
5:45 ババ平をあとに、横尾を目指す。
8:00 横尾に到着。すぐにテントを張りベースキャンプを設営する。
9:05 登山行動開始
横尾橋を渡り、遊歩道のような感じの所を進んでいたが、程なく勾配がきつくなってきて、グングンと高度を上げていく感じになっていった。
本谷橋を渡った沢の木陰で小休止。
ここから更に高度を上げていく感じで進んでいく。
地図に書いてある「Sガレ」というポイントがどうも判らなかったが、木陰を見つけて休憩を取りながら、昼ごろ涸沢ヒュッテに到着した。
涸沢からは、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳の姿や、ザイテングラードや涸沢カールの雪渓もしっかりと見渡せた。
今回は、ここまででベースキャンプに戻るが、またここからの山行を計画してみたい。
15時頃には横尾に戻り、休憩後、夕食。本格的な登山行動も今日まで。
日が沈み、空に星がポツポツと現れるようになる。
しばし、うろ覚えの夏の星座を楽しみ、就寝。
[8/9(火)]晴
4:00 起床。朝食とテント撤収。
6時前に横尾をあとに、上高地へ。
明神分岐から、明神橋を渡り梓川の左岸の遊歩道を通る。
帝国ホテルの近くから穂高連峰の姿がよく見えるのだが、あいにく上の方に雲がかかっていて、しっかりした稜線を観ることはできなかった。
河童橋を渡り、上高地バスターミナルに到着。
10:00発のバスに乗り、平湯温泉で何日かぶりのお風呂で汗を流してスッキリ。
高山バスターミナルまでまたバスに乗り、高山からJRを乗り継ぎ明石へ。
デジカメで撮った写真を見ながら合宿を振り返る。
ホントに天候に恵まれた、最高の合宿だったと思う。
21:30 明石駅にて解散
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