白峰三山縦走、台風を睨みながら
- GPS
- 49:35
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,671m
- 下り
- 3,373m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:58
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:06
天候 | 初日雲を抜けるまで雨、稜線は雨は止んだがガス |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 奈良田温泉はぬるぬるで良い温泉。下部温泉駅前の食堂も○。 |
写真
装備
備考 | ラジオが欲しかった。台風の情報がまったくわからなかった。 |
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感想
強い台風10号が迷走している。こっちに向かう気配もあるけどまだ間があるかなと思って出かけた。ピークをはずしたと思ったのに広河原に到着すると大勢の登山者。台風も気にせずにみんな来るのね。
今回はザックが重いので草スベリの急坂を登る自信が無く、大樺沢から右俣ルートを取った。でも、二俣手前から雨が強くなり、(台風が来てるのにテント縦走しようなんてやっぱり無理)とホントもう引き返そうかと思った。でも雲を抜け小太郎尾根に出ると雨も小雨になり、ちょっと元気が出る。肩ノ小屋はトイレのトラウマがあったけど、きれいなバイオトイレが新設されていました。拍手。
温かいうどんを作って気を取り直して北岳へ向かう。相変わらずガスで何にも見えない中、程なく北岳山頂。山頂にいた方々と握手を交わして今日のテン場北岳山荘に向かう。
夜中は風が強くてテントが飛ばされるかと思った。翌朝目を覚ますと雲海の向こうにオレンジの朝日がきれい。雲海の下はどんな天気なのかな。台風が気になるので午前中には大門下降地点にたどり着きたい。間ノ岳に向かいノロノロ歩いているとトレランの方々に次々に抜かされ、みんな間ノ岳にデンして戻ってくる。3000mの高所ですごいなぁ、早いなぁ。
間ノ岳で雲海の向こうに富士山を見たときは感動、思わず訳のわからない涙が出て、、、日本人なのね。間ノ岳を越えると誰にも会わなくなり黙々と歩く。農鳥岳付近でやっと高校生団体に会ってホッとする。そういえば、農鳥岳のオヤジさんには怒鳴られなかったな、すごいトイレをお借りする旨声を掛けて事なきを得ず。
大門下降地点から大門沢小屋への道はつるつる滑る根っこ石ころに難儀して、へとへとになってテン場に辿り着く。もう歩けない。とりあえずテントを張ってビールビール。夜中は雨が降ったり止んだりしたけど、テン場は山あいの段々畑みたいな草付きだったので浸水もせず快適でした。
翌日、大門沢からは比較的歩きやすい山道を3時間半下って奈良田温泉へ。バス停すぐ近くの「女帝の湯」で汗を流し、9:50のバスで帰路に着いた。
白峰縦走は長かった。その中、たくさんの高山の花が美しく、先へ進ませてくれました。
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