遠い所へ行きたい、どこか遠いところへ 白峰三山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,459m
- 下り
- 3,168m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:00
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:15
この週末は三浦半島の、とある洞窟で酒池肉林の宴会を目論んでいたが賛同者が現れず。
天気図を見ると絶好の行楽日和なので最早ワンパターンではあるがソロ山行を計画。
いろいろ考えて昨年大雨のため志半ばで断念した白峰三山縦走を完結することに…
天候 | 二日とも快晴、ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 早川町営バス 奈良田⇒下部温泉、JR身延線 下部温泉駅⇒甲府駅 |
その他周辺情報 | 奈良田の日帰り湯 女帝の湯550円(9時から19時)、白根館1000円(13時から17時) |
写真
感想
前日夜に中央本線の竜王駅に到着、15分ほど歩いた複合型ネットカフェに投宿、
この日嵌まった漫画は東村アキコの『かくかくしかじか』。
『ひまわりっ 〜健一レジェンド〜』も自伝的な漫画だったがこちらはもろに自伝。
青春期特有のハイテンションなノリと気恥ずかしい切なさの連鎖にグッときた。
寝る前にボブ・ディランの『風に吹かれて』が聴きたくなりYoutubeで検索。
すると森高千里の『風に吹かれて』のPV映像が出てきたので聴いてみる。
遠いところへ行きたい♪ どこか遠いところへ♪
あの空の彼方のどこかまで 行ってみたいな♪
今の心象風景とマッチし、曲が流行っていた学生時代にタイムトリップする。
懐かしみ他の曲など延々と聴いていたら午前3時をすぎてるのに気づき慌てて眠る。
午前4時すぎにネットカフェを出て、コンビニで食糧を買い竜王バスターミナルへ。
到着したバスは既に満員なため広河原までの約2時間弱立って行くことになる。
また女性の車掌さんが声を張り上げるのが睡眠不足の頭に響き、堪える。
そんなこんなで疲れがとれないまま広河原に到着、登山届を出し7時に出発する。
土曜ということで登山者は多いが、流れは良く登山道はさほど混んでなかった。
前の晩はかなり冷えたらしく、沢にかかる橋では凍結し滑りやすいところもあった。
白根御池分岐では大樺沢方面へ、二の俣分岐からは右俣で肩の小屋方面へ向け登る。
この辺りから急激に眠さが募ってきて、思うように足が進まなくなってきた。
実はこのところ寝不足で直近の三日三晩合わせても4時間程度しか寝ていない。
ちょっと足が止まると意識が落ちそうになるので集中するが、あまり長くは持たず。
それでも肩の小屋を経て11時に北岳山頂に到着、5度目の北岳登頂で初めての晴天。
11時に北岳山頂に到着、割合空いていてありがちな山頂標識撮影の行列もなし。
お腹が空いたのでカップラーメンとおにぎりを食すが、その結果さらに眠さが増す。
この日の目的地は農鳥小屋、当初の目論みでは14時には着くだろうと思っていた。
北岳山荘のベンチで仮眠をとるか迷ったがちょっとだけ休憩し間の岳へ向かう。
間の岳までの1時間40分間の睡魔との戦いでは途中何度も心が折れそうになった。
間の岳からの下りはマーキングやケルンに従い1時間くらいで農鳥小屋に到着。
早速テント泊の受付、噂に聞いていたのと違い優しく丁寧な口調で応対してくれた。
水場は今は機能していないらしく水は小屋でもらうことができた。
テント場は段々畑のように設置され目の前には富士山と眼下には甲府の街が見える
実は今回テントを持参せずにマットと寝袋(mont-bell♯2)とシュラフカバーだけ。
軽量化と緊急時のビバークの実験を兼ねた行動だが、衣類は多めに持ってきた。
上衣はTシャツ、ブレスサーモ長袖、ウールのセーター、ダウンジャケットの計4着。
下衣はヒートテック系のタイツ2枚とフリースに綿のズボンにダウンパンツの計5着。
さらに雨具を着て、足下にフリースの毛布を巻き付けると寒さを感じなかった。
睡眠不足だったので18時頃には眠り、おかげで午前1時には目を覚ましてしまう。
周りも似たような感じらしく、2時をすぎると次々にテントに明かりが灯り始める。
満月だったので月明かりが眩しく、ライトを点けなくても十分食事の用意ができた。
幕がないので星空と甲府の夜景、富士山のシルエットを寝たまま眺めることができた。
4時近くなると、テントを畳み出発する人も現れ始め自分も前倒しし5時に出発。
睡眠不足も解消され絶好調なはずなのだが、西農鳥岳までの登りはやはり堪える。
5時50分に西農鳥岳に到着、タイミングよく出てきた日の出を存分に満喫する。
そのあと農鳥岳を経由し大門沢下降点に到着、慰霊碑代わりの鐘の塔があった。
鐘を鳴らして大門沢の脇を通る樹林帯を下降していくと、大門沢小屋に到着。
さらに1時間下った辺りで3人の登山者と行き交い、挨拶するとチラシを渡される。
この山域で行方不明になった女性の情報を求めるチラシで、3人は家族らしい。
異国で懸命に家族の足取りを探す姿を目の当たりにし、何かできないか考える。
※ヤマレコ質問箱にたずね人として掲載させていただきました。
12時すぎに奈良田に到着、バスが来るまで1時間半ほどあるので温泉で時間つぶし。
白根館に行くと日帰り入浴は13時からというので、昨年も利用した女帝の湯を利用。
お風呂から上がって定刻5分前にバス停に行くと、既にバスは到着していた。
身延まで行くつもりが、甲府に行くなら下部温泉で下車すると良いといわれる。
身延線に乗るのは初めて、下部温泉駅から特急列車に乗り甲府へ向かった。
三浦半島の洞窟って、怪しさ満点なんですが…楽しそうだなぁ
朝日が素晴らしいですね!
朝日を浴びながらの迎え酒も、もっと素晴らしいです。
女帝の湯っていう響きもいいですね♨
行方不明の方の、早期発見を願っています。
fujixx さん こんばんは
洞窟いいですよ、最近洞窟女子もいるようですので守備範囲を広げるのも一興かも。
日中は山がのっぺりして見えたのですが朝日で陰影がつき迫力が出ました。
女帝の湯、少なくとも男湯には期待の女帝さん はいらっしゃいませんでした。
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