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と言っても大げさなものではなく、今秋実施される『山の知識検定』を申し込んだのです。
手元に届いたのは『2015/2016年の過去問題集』。
うわあ、『過去問』!
なんだか昔の赤本、『傾向と対策』を思いだす…
妙に構えてしまいましたが、届いた本のページを開いて実際に出題された問題を解いていくと… いやあ、これは面白い。
地図の読み方、山道具の使用方法、生活技術など登山に関する一般知識にはじまって、気象、事故やケガへの対応、山野草や動植物の知識を問う問題から、もちろんアルプスをはじめ実際に登山した際にしかわからない展望や山座同定などまで、ホント、幅が広い。
『〇〇大学山岳部』、と聞いてクラブ活動ではなく、文学部や教育学部と同じように、そのまま学部名かと思ってしまうほど(笑)。
講義が次のように多岐にわたる。
【技術講義】
★読図
★気象
★装備
★ロープワーク
★岩・氷・遡行などバリエーション技術
★生活技術
★衛生・栄養
★救助法
★運動生理
★計画・スケジューリング・旅程
【自然科学講義】
★地理・地形
★植物・動物
★環境
★世界遺産・名山・国立公園
【その他】
★山の歴史・登攀史
★山の文学・美術
★地名
★山に関するうんちく・雑学
改めて登山で必要となる知識や経験がいかに幅広いかに驚きます。
また、以前の常識が通用しなかったり、装備などの進歩で新たな知識が求められているとも感じました。
そして、トレーニングを重ね、鍛錬する他の標準的スポーツと比べて、『登山』はいかに多くの要素を含んでいるかにも考えさせられます。
『山の日』が国民の祝日になるなど、ポピュラーになった登山ですが、世代別に競技(参加)人口が増えるのはやはり中高年からです(上位5位に入ってくるのは45歳以上から)。60歳から上ではこれがウォーキングに次ぐ2位に上がり、高年齢では全体で約1割弱の人が年に1度は登山に出かけたことになります。
ちなみに若い世代ではジョギング、水泳、サイクリングが上位ですが、それらを抑えてウォーキング(全世代で1位)に次いで多いのはなんとボーリング!
(確かにスポーツとは言えるでしょうが、この点はなんだかカラオケやゲームに集まる延長にあるような気も…)
ともあれ、齢を重ねても、これだけ広い分野にまたがっていろいろな刺激を与えてくれるスポーツも珍しい。知れば知るほど、やればやるほど、味が出てくる、スルメのような感覚。
せっかくであれば、単に山に出かけて『気持ちいいなぁ』と感じるだけではなく、より楽しめて人生に味わいをもたらしてくれる深みのある山の楽しみが出来ると幸せだなぁ。
入学通知も資格授与もない『山』ですが、誰にでも門戸が開かれて、年中オープンキャンパス、何年留年してもウェルカム!(?) なのが魅力。
こんな受験生ライフなら、悪くない…な。
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