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山岳会に所属している山トモがいますが、彼の会のクライマー仲間が計画していたマッターホルン登山を断念したとの事。
異常高温続く欧州。アルプスも例外ではなく雪不足で落石の危険がひどくマッターホルンは登山禁止に。
それだけではなく、山麓のトレッキングルートや、登攀のアプローチやベースとなる山小屋も危険なため閉鎖されるなど、クライマーばかりでなく一般の観光にも影響が大きく出ています。
折しもモンブランのイタリア側にあるプランパンシューの氷河で25万トンもの氷が崩落の危険があると、昨日テレビ等でも大きく報道されました。
『今年は異常だ!』と温暖化と山への影響をネットで調べると、大変にショッキングな予測が。
スイスの氷河観測網グラーモス
https://www.glamos.ch/#/A50d%2F01
によると、
”スイスの氷河は80年後には全て溶けてなくなる。今すぐに温暖化対策を加速しても、不可逆的な環境の変化はもう止めようがなく、手遅れで、西暦2100年までに9割の氷河が消失してしまう”
ヨーロッパアルプスの気温上昇は世界平均の2倍のスピードだとも述べています。
また、氷河が後退するもうひとつの理由に、『スス』の影響があるようで、つまりは人間の活動により汚染された大気が降らす雨や雪が氷河表面で融解を加速させているという事実も。
『早く、アルプスに行かないと…登れなくなる…』
いや、山に登れなくなるどころか、山麓までも危険でアプローチ出来ない山がどんどん増えていけば、立ち入る事さえ不可能になってしまいます。
そんな時、国連で声を上げたスウェーデンの少女の演説を見て、深く考えさせられ、整理して記事を書きました。
●ブログ『温暖化非常事態・映画「天気の子」とグレタさんの演説-ゆでガエルにはなりたくない』
▶ https://kenny3.jp/archives/4086
ボクは会社を休んで山に出かけたいのに、彼女は学校を休んで温暖化の危機を世界に訴えている…
卑屈にはならず、山を好きな立場からやれる事をして見よう。
今は温暖化によって行き場を失いつつあるライチョウ保護のための調査に参加しようと考えています。
(写真は 御嶽山で見たライチョウ / ニュージーランド南島ダート氷河とロブロイ氷河- どちらの氷河も訪れた約30年前の写真。今は氷河は大きく後退して、ほとんど黒い土砂が被さり白く見える部分はほとんどないという)
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