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(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3139542.html)
温泉で有名な岐阜県の下呂に近い、いわゆる「奥美濃」と呼ばれる山の一つで、素晴らしい花たちに出会える小粒ながらいい山だった。
ところが、レコを書いてアップするとき、以前の奥美濃の山のレコを書いた時同様にやっぱり戸惑ってしまった。
この山をどのエリアに入れていいのか迷うからだ。
「奥美濃」というほどだから主な山があるのは岐阜県美濃地方。人の住む平地(美濃)の奥にある山々、という意味では「奥秩父」、「奥武蔵」など同じで昔からこう呼ばれている地域だ。
ところが、ヤマレコのエリア区分には「奥美濃」が…ない。
中部地方の主だった山々はどこかのアルプスに属するか、またその山域の名前がヤマレコのエリア区分で選べるようになっている。
が、奥美濃というエリアはヤマレコにはない。
この山域は東海地方の岐阜県ということで、「東海」の「東海」として書くしかなかったのだが、どうも釈然としない。他に選びようがなかった。
他のエリア、たとえば関東などは「奥多摩・高尾」や「奥秩父」など10もの詳細エリアに細かく分かれている。関西は11もある。中国地方ですら4エリア。
なのに、「東海」は「伊豆・愛鷹」と「塩見・赤石・聖」しかない。というかそもそも「東海」は「中部」とも違う。中部まで広げると名だたるアルプスの山々がはいってしまう。
〇〇の奥、という意味では南ア周辺で「安倍奥の山」というエリアもある。ここは南アルプスというくくりに入れてしまう人もいる。「塩見・赤石・聖」に入れても何となく南アルプス南部の延長で納得出来る。山の雰囲気や山域の特徴も同じだし、何より地理学的には広義の「赤石山脈」だ。
光岳以南、大無間山や池口岳、黒法師岳などのいわゆる「南アルプス深南部」も同様で、「塩見・赤石・聖」エリアにしてしまっているレコも多々ある。
「奥美濃」はそれだけで大きな山域(白山から能郷白山を経て伊吹山に連なる”両白山地”)、アルプスに引けをとらず、稜線の長さだけでいえばむしろ北アルプスよりも長いくらいなのに、ヤマレコのエリア区分では、概要エリアにも詳細エリアにも名前がない。
他のエリアとくっつけてしまうとしても、上信越でもないし、北陸でもない… なので、概要エリアは消去法で「東海」になってしまう。
そして、詳細エリアもまさか南アルプスに入れるわけにはいかず、結局「東海」しか選びようがない。
それだとなんだかあちらこちらに点在している日帰りの里山や低山と同じような扱いになってしまって、せっかくの山域としてのまとまりがレコではほとんどわからなくなってしまっている。
これだけ大きな山域なのに、ヤマレコでの扱いではほとんど「無視」されてしまっているのがなんとも残念。
それだからか、「奥美濃」の山のレコはやっぱりあまり人気がなさそう。どのレコも閲覧数もそんなに多くない。そもそも全国区かと言えばやっぱりローカル山域。中京圏の登山者がほとんどですこし関西からくる人があるぐらいか。
同じレコをアップしても鈴鹿の山などと比べても興味を引く人が1桁違う少なさ。
名前を知られた山がないからか。
日本百名山に入る山もない。多分に登山対象としては比較的地味で、一般的な登山道のない山も多く、またアプローチも遠く入山者の数も中部地方の他の山域に比べると少ないからでしょう。「奥美濃…って、それ、どこ?」と言われたりまでする。
山域自体が有名でないのは仕方ないとしても、ヤマレコの大きな魅力である「検索や多くのレコから自分の知らない新しい山やルートを見つける」サーチの対象になってないのは確か。
シャクナゲやヤマシャクヤク、クマガイソウなどの貴重な花が奥深く咲く奥美濃の山はかの今西錦司氏が足しげく通った山域。探検的要素の多いプリミティブな山を楽しめた当時の奥美濃の魅力は「樹林の山旅」を読めば今もあせない素晴らしさ。もっと注目されてもいい山域のはず。
いい山がいっぱいあるのに、この山域が取り残されているのはちょっと残念、いやかなりもったいない。
ぜひ、「奥美濃」の名前を概要エリアに加えてほしい!
それが出来なければ、せめて「大雪・日高」の日高山脈のように隣接する山域とくっつけて「白山・奥美濃」とかしてくれればいい。
ブンゲン、貝月山、花房山、舟伏山、簗谷山、笹ヶ峰、冠山、蕎麦粒山、能郷白山、ドウの天井、平家岳、屏風山、鷲ヶ岳、大日岳からいっそ野伏あたりの石徹白の山々も白山エリアから奥美濃に鞍替えしたほうが山の特徴が同じという点ではスッキリする気がする。
ひいきの引き倒しは百も承知。でもこれだけの大きな山域がヤマレコのエリアから漏れているのは「奥美濃」だけだと思う。エリアを追加することであまり目を向けられてこなかった山域がもう少し注目されることになるかもしれない…
これはヤマレコのミッションと意義を考えても一考に値するかと!!
ヤマレコ編集部の皆様、どうでしょう?
(写真:横山岳からの高丸、簗谷山のクマガイソウ、タニウツギと貝月山)
Kennyanさん、はじめましてtorisukinekoと申します。ご意見ごもっともです。賛成ですね😄例えば、能郷白山のレポが東海になるのはどうもいただけませんね😓奥美濃は、広大で神秘的なエリアなのでもっと登られてもいいと思いますよ😁ぜひ新設してほしいですね。
torisukinekoさん、こちらこそ。おっしゃる通りです。「東海」の能郷白山…ではやっぱりピンと来ませんね!
kennyanさん、こんにちはww
私も賛成です。
東海エリアは広すぎてみんな一つなんですよね。
わけて欲しいのは「奥美濃」と「深南部」これも大雑把に東海エリアだから検索するにも面倒なところあります。
neo-nさん、こんにちは。そうなんですよ、検索からこれらの山域探すの結構大変ですよね?
知らない名前の山が「こんな山がこのエリアにあったのか!」も多いですからね。
kennyanさん、こんにちは.
私も賛成です。
というか、個人的には、頭の中で伊吹山地との境界線がいまいち不明瞭ですが、ブナの美しい森が多く、奥地感もあり、素晴らしい山が多いですね。
特に積雪期など素晴らしいです。
重ねて言いますが、大賛成です!!
〇追記
山と高原地図に「奥美濃(的な登山地図?)」と「深南部」を作ってほしい。そうすれば、ヤマレコでも「奥美濃」、「深南部」の区分をし易くなるとおもいます。個人的にも地図が欲しい。作ってくれ~!!
greenriverさん
どちらのエリアもずいぶんと知られて来て、山に入る人もふえましたよね。サブエリア設定のある「日高山脈」よりは多い山域です、絶対。登山者視点でみてもそろそろエリアに追加の時期ですよ!
こんばんは。
いいですね。わたしも兼ねがね不満に思っていました。
いつぞやの日記にも、静岡市の竜爪と能郷白山が同一エリアというのは、どう考えてもおかしいし、無理があると書いたことがあります。この二つの山は直線距離で200キロも離れていて、しかも中央アルプスと南アルプスを跨いでいます。愛知県の猿投山と能郷を同一エリアと見るのでさえ乱暴だと思っているのに、静岡まで含んでしまうとなると、何をかいわんやですね。
ひょっとして、ヤマレコ事務局は、奥美濃がどこにあるのかも知らないのではないでしょうか。
maasuke1さん
こんばんは。おっしゃる通り、猿投山と能郷白山が同じエリアは?です。
山域のカタマリとしては十分な大きさですから奥美濃をサブエリアとして作ってまとめるだけでずいぶんとスッキリします。
ヤマレコ事務局さんにこの声、届け〜
kennyanさん、こんばんは
私も前からしっくりこないなぁと思っていて、
皆さん同じ気持ちなのだなあと気づかされたので、
サポート掲示板の改善要望にこの日記をあげさせて頂きました。
hattoさんこんばんは。
サポート掲示板があったのですね。あげていただきうれしいです。新しいサブエリア、ぜひヤマレコで作ってほしいものですね。
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