高崎から新幹線で戻つた。
「新幹線の楽しみは何?」と聞かれたら、かつては【缶ビールにつまみ】と即座に答えたのが、今では駅弁に変わった。
サラリーマン時代、新幹線出張での楽しみは、缶ビールを飲むことだった。仕事は覚えていないが(駄目サラなので)缶ビールを飲み,ほろ酔い気分で家路についた事だけは鮮明に覚えている。当時は車が必要ない場所に住んでいたので、心おきなく飲めた。田舎住まいの今は、車を駅の駐車場に置いていくので、飲めない。缶ビールが、お茶に変わり+駅弁になった。駅弁は実に多種多様で、いつも迷う。美味くて安い物が選択の基準であるが、食べたいと思う物は、総じて高い。(1000円以上だと躊躇う)仕方なく、身分相応のもので妥協する。それでも私にとっては贅沢な楽しみである。
駅弁を食べ終わった後、もう一つ楽しみがある。
座席に備えられている【トランベール】を読むことである。沢木耕太郎の巻頭エッセイが、いつも楽しみで、JR東日本に乗ると必ず手に取る。あとの記事は読んだり読まなかったりなので、あまり褒められたものではないが、このエッセイだけは読みたくなる。
そんなこんなで我が家に戻った。
扉を開け家に入った途端、わたしの第一声は「さみー(方言)」であった。信州の我が家は寒い…。
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