平沢峠から登った。
穏やかな日である。空には雲一つない。風もなく、八ヶ岳の赤岳が目の前にそそり立って見える。甲斐駒から北岳も良く見える。こんなにも視界がきく日は珍しい。
飯盛山(長野県南牧村)は、八ヶ岳と富士山が美しく見える山で有名である。
今回は今年初めて、てくてく歩く(一応会にしている)山仲間の6人と登った。
てくてく会は、規約なし、会費なし。日帰り登山が主体で、歩行は概ね往復3から4時間以内。そしてなにより眺望が良い山を目的としている。(この頃は、そんな条件に適う山を探すのに頭を痛めている)帰りには面白い温泉に立ち寄って帰る。そんな気楽な山を楽しむ会である。どんな理由でも山を楽しみたい、そんな山好きがたまには仲間で登る。来るもの拒まずで、行きたいものが行く、そして、てくてくとのんびり山歩きをする。そんな集まりである。
飯盛山では、凍結箇所と泥道に苦戦したが、それ以上に余りある絶景を目にすることが出来た。
前方に富士山の美しい姿が突然現れた時には、思わず「ウォー」と歓声があがった。
富士山は、人の心に、日本という国が実に美しい国ということを教えてくれる。そんな不思議な力がある山のような気がする。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する