蓼科山は毎日見ている山である。
女の神茶屋登山口から登る。
今年の蓼科山は雪が少ない。平坦な道は、雪が溶け、ぐちゃぐちゃな泥んこ道。坂道は凍結していてアイゼンが必須である。岩があちこちで露出していて歩きにくい。(そんな時もありますよね)
頂上では、北アルプスを端から端まで見ることが出来た。何度かこの山へ来ているが、これ程視界がよいのは初めてである。
山で、遮るものがない美しい光景を目にすることが出来る人は幸運な人だと、いつも思う。
苦労して登っても、視界が全く効かない時もある。その人のその時の運のような気がする。それは、ほんの少しばかりの時間のズレで、全く違う景色を目にすることがあるからだ。
何事もそうそう巧くは行かない。良い時もあれば悪い時もある。
たまたまこの日の蓼科山は、機嫌が良く、素晴らしい景色というプレゼントを私に与えてくれた。
でも、そこに到る過程では、予期せぬアクシデントもあった。
アイゼンが外れ、使用不能になり、ワカンを使用して登る羽目になったのだ。(トホホである)たまたまワカンを持っていたので登れたが,,,。無ければ断念しなければならなかった。
山登りは何があるかわからない、バックアップできるものを常に用意してないと痛い目にあう。(何事もすぐ忘れる性格であるが、何度か痛い目にあっていると、少しづつ学習していくかもしれない)
そんなわけで、せっかく素晴らしい景色に出会えたというのに、、、、
何かすっきりしない気分だった。
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