長野県坂城町の大峰山(1327M)に登った。
数日後に数名と登る予定だったので、その下見ということで登った。
前に登ったのは、かれこれ7,8年前になる。
簡単に登れる山という印象だった。だが、個人の印象は当てにならない。その時の体力や天候の状況或いは気分で、印象は大分変る。年々再々、年齢を重ねていくので、その分体力は落ちていく。まして、数日ほとんど歩くこともなく、グウタラ生活を続けていると、肉体は正直に反応する。
一番簡単なルートと言われている太郎山裏参道登山口から登った。
広く整備された林道を上っていくので、太郎山へ登るのには一番楽と言われている道である。
大峰山との分岐までは、そんな道を行くので適度な足慣らしのつもりが、怠けた身体にはひどくしんどく感じた。
分岐で一息いれる。先が思いやられる。そんな体たらくであった。
分岐からは山道になる。里山特有の距離はないが急な上りがある。すぐそこだろうと思っていた山が、なかなか着かない。頂上かなと思うと、その先にまだ山がある。そんな具合で、山を三つばかり超えたころには、ハイキング気分も萎えていた。
頂上直下は急登である。枯葉で足を滑らさないように、樹木につかまりながらやっとのことで頂きに立つ。
180度とはいかないが、上田周辺の眺望は良い。残念ながら遠方の山は霞みの中である。
登山口から1時間40分ほどの距離なのに、ひどく長く感じた。
この時期、周囲に花が無いので印象がもう一つであるが、2時間に満たないで登れるので手軽な里山であろう。
今回は、そんな手軽な山に手こずった自分を、見つめ直す機会となった山歩きであった。
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