信州人の呟き。「西上州のジジ岩、ババ岩へ」

林檎の摘果作業も終わり、阿弥陀岳開山祭の登山以来、久しぶりの山登りである。

暫く山を歩いていないので、足が萎えてくる感覚がする。

自分に活を入れる意味で、今回は西上州の御堂山（８７８ｍ）へ行った。

国道２５４号線を佐久市方面から下仁田町方面に向かって、内山トンネルを抜け暫く走ると、奇妙な岩が２つ見える。前から気になっていた。調べてみるとジジ岩、ババ岩と言うらしい。

爺，婆達が、ジジババの岩に会いに行く、そんな登山があってもいいかなと、その奇峰を見る度に思った。

本当は若く魅力的な名前の岩が希望だったのであるが、思いつかず、先延ばしにしていては、行くことが無いと思えたので、思い切って向かった。

時間的には片道２時間そこそこの山であるが、西上州はどの山も岩山で、登りごたえがある。御堂山は眺望が無いので、一休みしてジジ岩、ババ岩へ向かった。

痩せ尾根を歩き展望地へ上がると、目の前に２つの奇峰がそそり立っていた。
空に突き出たその姿は圧巻である。さすが西上州の岩峰と納得。
ジジババどころか、他の岩に負けない鋭さに、力を与えられる気がした。

帰りにヒルに血を吸われるというアクシデントもあったが、山は楽しい。そんな実感がした山行でした。