御岳山へ登った。火山災害の犠牲者の鎮魂とまだ発見されぬ5名の冥福を祈る。
突然の自然災害は避けられない。昨今の自然災害を眼にすると、その凄まじさに恐れおののく。
そんな事態には遭遇したくない。しかし、こればかりはどうにもならぬ。
山登りも危険と背中合わせと常に思う。
常に意識しているかと問われれば、そんなことを考えずに気楽な気持ちで山へ登っていることが多い。それでも遭難や事故の報道に接すると自分を振り返る。
足腰の衰え、バランスの悪さは常々自覚する年齢になった。
体力にあった登山と自分に言い聞かせるが、あの山この山とついつい欲が勝ってしまう。
救いは臆病なことか。より慎重にと思うが、これからどうなることやら。
好きなことはやめられそうにないので、マイペースでゆっくりと楽しみたい。しんどくなったら休み、駄目だと思ったら諦め、その時その場の喜びに満足する。そんなわけで同じ山歩きでも時間がかかること夥しい。
御嶽山はしんどい山だった。
昔から六根清浄を唱え登った山だと実感。ロープウェイで気軽に行ける、そんなわけはない。少なくとも自分にとっては、七合目からの登山でも、頂上直下は休み休みで、一歩踏み出すのがひどくしんどく感じられた。山全体が持っている抑えつけるような力が全身にのしかかってきた。
人それぞれ感じ方が違うので、それはそれでよいが、私にとってはひどく重たい山として記憶に残る山になった。
帰りに二羽の雷鳥に会った。そんな偶然にも出会える。朝陽、夕日、雲海、花、絶景等々山の楽しみは尽きない。
御嶽山も頂上まで登れるようになったので、それぞれの楽しみ方で何かを感じて欲しいな、と思いつつゆっくりと下った。
多くのパーティーが楽し気に追い越していった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する