長野県坂城町にある葛尾城跡(805M)へ行った。
この城跡のある葛尾山へは、数年前に五里が峰へ行った時、その中間点として登っていた。その時は1時間くらいで頂上へ着いたような気がしたので、簡単に登れるハイキングに適した山という印象だった。
坂城神社の駐車場に車を停め歩き始めた。
今回登ってみると、そんな印象と全く違う。1時間ばかりずっと急な上りである。距離は短くても急な上りが続くと息が上がる。人間の記憶などつくづくあてにならない。
漸く尾根に出て、再び15分程上ると東屋がある葛尾城跡に着いた。
甘く考え何も持たずに登ったので、喉が渇き、後悔しきりであった。
低山とは言え、山城侮るなかれである。どんな山でもザックを背負い、必要最低限の飲料等は持参しなければと、多いに反省。
眼下に坂城町、千曲市が見える。眼下の景色を眼にしていると、ここに山城が築かれたことが納得できる。
暖かい日にゆっくりと休み休みこの山へ登ると、この山の良さが実感できよう。くれぐれもゆっくりとである。
山を下り、隣の千曲市にある戸倉セツブンソウ群生地へ立ち寄る。車で10分ほどである。ちょうど見頃であった。地元の人たちが保護に力を注ぎ、満開に咲いた白い小さな花々は美しい。
花を見ていると、信州の里にも確実に春がやってきたことを実感させられる。
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