新型コロナウイルスにわが身を省みず日々奮闘している医療従事者に、感謝を込めて心より拍手である。
拡大を防止するには、人との接触を極力抑えることだ。何よりも他人には絶対に移してはいけない。身近な肉親が感染したことを想像したら悲しみに耐えられまい。それを肝に銘じるべきだ。
そうした現状の中で、私にとって、体力と健康を維持する為に取りうる唯一の方法は、自然の中を独り歩くことのようだ。
今回は、鎌田山から坂田山共生の森を歩いた。
須坂市にある田中本家博物館の背後に遊歩道がある。遊歩道のすぐ脇に鎌田山への登山口がある。須坂市街を眼下に見ながら、整備された山道を上っていく。
小高い丘のような頂上である。須坂の町が一望でき、雲がなければ北アルプスから北信五岳が見える、展望の良い山である。子連れでピクニックを楽しむには格好の山である。
そこから整備された道が天徳寺まで続いている。無人の樹林の中を歩いていると、新型コロナウイルスが流行している事を忘れさせる。
聞こえるのは風と木々が擦れ合う音だけである。多くの人が、早く山桜を愛でながら歩くことが出来るようになればと願う。
天徳寺口から1時間で坂田山(860m)へ着く。要所要所に熊よけの鐘や木板があり、臆病な私は鳴らしながら登る。
ここも眺望が良い。頂上に座っていると、日常の出来事がすごく遠くの事に思える。日々の生活では、逃げようとしても逃げられないことが多い。つかの間でも日常のしがらみを忘れさせてくれる時は貴重だ。
暫く座っていると、冷たい風が頬を打つ。いつまでも座っていられるわけでない。背中を叩く冷たい風にせかされるように、再び日常の世界へ戻っていかなければならない。
HOME >
yanagiyamaさんのHP >
日記
信州人の呟き。「コロナウイルスに負けない。坂田山共生の森を歩く」
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:470人
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する