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こうして書いているのは、鬱屈した思いが心の中に燻っているからだ。
外は雨である。出掛けたく無い。家でじっとしているのも厭であるが、仕方がない。諦め気分でぼんやりしている。雨を好む日もあるが、今日はそんな気分にならない。ため息をつく。鬱な気分である。
自分を取り巻く厄介事が遠からずやってくる。逃げる術もない。日常は常に平穏が続くとは限らない。煩わしく不快な事が影のように寄り添っている。それが突然目の前にはっきりした姿で現れると、落ち込む。
熱いコ−ヒ−を胃に流し込む。凄く熱く、苦い。ギターの奏でるメロディーを思い浮かべる。懐かしいメロディーである。
コ−ヒ−とメロディーの中に一瞬の忘却を求める。束の間の安らぎを得ようとする。が、悲しいかなじきに飽きてしまう。
雨は止みそうにない。どうしようか?
先日、偶然図書館で借りた沢木耕太郎のエッセイが手許にあった。彼のエッセイは好きだ。久しぶりに彼の旅の世界へ連れていってもらえれば、気が晴れるかもしれない。
カップにコ−ヒ−を注いで、本を手にとる。
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