信州人の呟き「立ちション」

男は外で立ちションできるが、女性は気軽にそうする事ができない。トイレで悩む人にとっては頭の痛い問題である。

知人の女性がトイレが近いと悩んでいる。
実際にそうなった本人でないと、その苦しみはわからない。

「誰でもそうだよ」「年をとればそうなる」と言っても、慰めにならない。医者に行って、薬を貰ってきて三度三度飲んでいる。絶対に直るからと言うが、いつもいい加減な生返事をしている私の場合は説得力に欠ける

誰しも人に言えぬ不調のひとつや二つはある。気にするなと他人は言うが、本人にとっては深刻な問題である。生まれつきのマイナス思考はなかなか拭えない。

結婚も同じであると思う。折り合って付き合っていくしかない。「なぜこんな人と」と思っても容易にグットバイできないのと同じである。

例えが飛躍しすぎであるが、苦しみから逃れたい時の解消方法が「これだ」と確信を持って言える方法があればﾉ−ベル賞ものだ。

身近にいる犬や猫を見ていると「ワンワン。にゃ-にゃ-」戯れ、好き勝手である。何も考えていないように見える。本当は犬や猫もそれなりに「そんなもんじゃない」と思っているかもしれない。

他人の苦しみを横目で見ながら、畑の隅で立ちションをした。
見上げると真っ青な空が拡がっている。鳥がそんな私を見下ろして鳴き声をあげている。
その声が「、、、、」と聞こえるから笑ってしまう。