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夜中にスタンドを点け、本を読もうとしたら、文字がよく見えない。
「どうしたことか」
眼をパチクリしたり、擦ってみたがよくならぬ。
「このまま、見えなくなるのでは」
不安が芽生えた。今までそんなことがなかった。突然、そんな状態に陥ると、気持ちが動揺して「おかしいな、おかしいな」と、オタオタした。
時計を見るとまだ3時。
置き時計の文字がスタンドの光に反射していて、それだけは見える。
「いや参った、参った。まだ3時かよ」
こんな時間に目が醒めると夜が長い。
一度起きるとなかなか眠れない性質。眠れずに起きてしまうと、その日の一日が苦痛なのは経験的に知っている。
寝不足は頭が痛くなり、一日中ボ−として、やることなす事すごくしんどくなる。
おかしな事に時間感覚も狂っている。
確か先ほどまでテレビを見ていて、何となく眠くなったので布団に入り横になったような気がする。
うつらうつらして目が醒めたので、感覚では午後9時前後のような気がしていた。
頭はボンヤリ状態。目が開いたので、何気なく枕元にある本を手に取ったという有り様だったが、午前3時とは。
曖昧な記憶をたどってみると、横になったのは午後7時頃だったので、思えば8時間程寝たことになる。そう考えると、起きて当たり前か。
変な時間に起き、眼はかすみ、意識が冴えてくると、ロクな事を考えない。
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