8月11日山の日は、どこの山に逃亡しても混雑しているであろう。
こうゆう日は山に行かず、かみさんへのゴマすりに終始し、
次の逃亡をしやすい環境を作っていった方が賢明であろう。
かみさんが前から行きたいと言っていた、「国立西洋美術館」に車を出してあげることにする。千葉の田舎から上野まで家族で行くと、鉄道の交通費もままならない。車だと何人乗っても基本費用は同じだ。子供たちを誘ってみると、長女と三女のみ行くことになり、かみさんと自分を加え、結局4名で行くことになった。
11時出発。祝日午前中の高速や都心の一般道は空いており、コリン星近くから1時間で上野に到着。ただし、上野に着いてからは駐車場入庫が混雑して30分以上待たされた。
上野公園は混雑していた。その混み具合から、「国立西洋美術館」も世界文化遺産に登録されたから、さぞかし混んでいるだろうと覚悟したが、チケットもほとんど並ばず購入でき、中も普通の混み具合。拍子抜けした。「世界文化遺産」だ〜〜〜という商魂たくましい宣伝も一切なく、いたって、国立の美術館というような堅くて地味な印象だ。
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
こんな地味な美術館が、どうして「世界文化遺産」として認められたのだろう?
帰って調べてみたら・・・
・建築界で有名なル・コルビュジエが日本に残した唯一の建築作品であり、
・ル・コルビュジエが提唱した近代建築の五原則を具体的に表現していること、
・「無限発展美術館」の思想を体現していること、
・日本における近代建築運動に大きく貢献したこと、
が評価されたらしい。へ〜こんな地味が建物がね・・・(私の見る目がないのか)
美術館の中にあるレストランで、女子たちにおいしいお昼をご馳走した後、絵画などの展示物をゆっくり見て回った。混雑に惑わされることもなかった。
若い時は、美術館などこれっぽちも興味を持っておらず、退屈な場所として認識していたのだが、こうして今回、ゆっくりと一つ一つの絵画を見ていくと、何か癒しみたいなものが感じられる。「作者はどのような心情をもって描いて、またどのような時代背景のもとで、この作品が生まれたのだろう」と思いめぐらせると、意外に面白い。
じっくりと2時間かけて、芸術鑑賞を楽しんだ。
駐車場料金2,400円を払って(これでも家族4人で電車で行くよりは、よっぽどリーズナブル)、家に帰ったらもう17時。
かみさんたちも満足げな表情。これで、ゴマすりもできたし、自分にとってもなかなか、良い一日を過ごせた。
Atsumiyaさん、こんにちは。
充実の山の日を過ごされたようですね
いろいろな意味で…♪
確かに若い頃は退屈でしかなかった美術や芸術、文芸の世界。
おっしゃるように、その作品が生まれてきた背景に思いが及ぶ年頃になったのでしょうか、私も最近、ちょっと面白くなってきました。
これも、山で、雄大な風景に感動したり、へたくそなりに花の写真を綺麗に撮ろうと四苦八苦したりしているからでしょうか?
こんばんは(^^♪
昨日はゴマすりで行ったのですが、久しぶりの美術館、なかなか良かったです。ただ、東京の混雑は苦手 。信号も多いし、イライラします。
絵画鑑賞で、人物の表情や風景のタッチから作者の心情や時代背景に思いをはせることも、なかなか楽しいものですね。
kagayakiさんの写真もなかなかのものじゃないですか。
写真を見ながら、昔、自分が同じ場所を歩いた時を思い出したり、「気持ちがいいだろうな」等と、かがやきさんのその時の気持ちを想像するのも、おつなものです。
こんばんは^^
>こんな地味な美術館
>へ〜こんな地味が建物がね
前からここを「世界遺産に!」のポスターがありましたが、「なんじゃそりゃ 」と思ってましたよ。
お互いセンスないっすねー
ここって有名画が来ないと空いていて、静かなんですよ。それがゆっくり出来て何よりも良かったですが、増えたらやだなぁー行くの止めよう。
>若い時は、美術館などこれっぽちも
言えますね。
こんなところに来るヤツはどうかしてると思ってましたからね。現に誘われて行ったことがありますが、「くだらねー」みたいな
油絵の匂いも良い感じ
ブルさん こんばんは(^^♪
今日は暑い中、歩荷訓練ご苦労様。
また、奥様のご実家日帰り往復もご苦労様でした。
子供が小さいころは、上野といえば動物園でした。混雑の中、あっちこっち引き回しの刑に服し、挙句の果ては、「子供が疲れたから、抱っこをしなさい」刑まで執行された場所ですからね 。さらに、あの混雑は、私の体力を根こそぎ吸い取っていきます。山では、12h以上歩いても平気なのに、上野なんて30分も歩けば、フラフラです。
しかし、この美術館はそんなに混んでいなかったし、自分のペースで絵画を鑑賞できたからよかったですよ。子供を抱っこすることもなかったし(というか、今、それをやったら公然わいせつ罪で警察に逮捕されてしまう )。
これからも、たびたび美術館に行ってみよう 。
こんにちは
ゴマす・・・いえ、家族サービス、お疲れ様でした。
下記のコメントからするとご自身も楽しまれ、癒されたようで私も嬉しいです。
>作者はどのような心情をもって描いて、またどのような時代背景のもとで、この作品が生まれたのだろう」と思いめぐらせると、意外に面白い。
真実を知ることは難しいのですが、見当を色々付けて、
考えたりします。モナリザはやっぱり母親の面影を写しているのかな、とか。
銅版画の特別展もあったのですね。犬の絵が描いてある銅版画、かわいいなあ。
私も美術館は好きで、数年前まではよく展覧会をチェックして行きました。ポストカード収集が好きでした。
でも東京の展覧会は混んでいる上に、私が気に入っている絵のポストカードを置いてくれないのです。
それでいて1500円ぐらい入場料取る。
高い。
それで、大公の聖母の展覧会を最後にあまり行かなくなりましたね。
世界遺産登録・・・そう、私も数年前に「西洋美術館を世界遺産に!」というノボリを見て、「こんな地味なのになぜ?」と思いました。ル・コルビュジエが偉大な方かもしれないけど、世界遺産というほど希少なものなのか?と思ってました。 ユネスコに認められたということはやはり希少で、建築史上意義のある建物なんですね。しかも、無限発展美術館というのは面白そうな概念です。
次は堂々と逃亡できますね
こんばんは(^^♪
Franさんは、展覧会めぐりという高尚な趣味をお持ちだったんですね。
お得意の白イルカのイラストを見て、なんとなくそのようなご趣味をお持ちなんだろうなと思っていました。
国立西洋美術館、世界遺産なのにあまり混んでいませんでしたよ。今度、お出かけになったらいかがでしょう。
わが娘たちの通っているフリースクールは、シュタイナー教育に即してキャリキュラムが組まれておりまして、特に芸術を大切にする学校です。特徴としては絵画では「にじみ絵」というものを体験して、自らの持っている感性や芸術的、精神的なポテンシャルを呼び起こそうという試みがなされています。子供たちは、絵画創作に非常に興味を持っておりますので、これからも機会があればよい絵をたくさん見て行ってくれればいいかなと思っています。
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