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彼は73歳(数年前に300名山完登)で、テント泊は70までと決めていたという。しかしどうしてもテント泊がやめられないという。若い時と違い、今は荷が重くてしんどい。だけどなぜかやめられない、と言う。
67歳の俺は昨年の正月に徳沢テント泊で蝶に登った。中の湯から徳沢は、さほど長い行程ではない、高低差も少ない。しかし、スコップ、わかん、アイゼン、Wストック、ピッケルと3日分の食料で荷は重く辛かった。そして、寒さの耐性が弱まり(代謝が落ちたのかな)、寒いのが苦手になってきた。そして思った...フル装備の冬山は潮時かも知れない。残雪期も厳しい。
そんな時、阿曽原温泉でソロと出会った。
無積雪期のテント泊はもう少し続けようと思った。でも70になったら泊まりは小屋泊にしようと思った。
確かに、営業小屋泊は荷が軽くて楽だ。布団は快適だし、部屋は温かい。そして何より豪華で美味しい食事を自分で作る手間をかけること無く提供される。
一方、テント泊は比較的質素で簡単にできる料理ばかりだ(自分の場合)。そして大きな違いがある、食材を麓から自分で担ぎ上げ、調理器具やバーナーも担ぐ。営業小屋以外の露営地では沢まで水を汲みに行ったり、雪を溶かしてつくったりする。なので食事は質素で簡単にできるものであっても、そのありがたみ感や自己満足感がとてつもなくでかいのだ!
★この自己満足の世界に浸るために、テント泊がやめられないのではないか、と思えてきた。そしてソロの言う、やめられないということがなんとなく分かった気がしてきた。
俺は小屋泊を否定するつもりは毛頭ない。登山スタイルは人それぞれ、小屋でもテントでも好きな方を選べば良い。また俺は膝が悪く貧脚で歩くのも決して速くはないが、足の速いトレランを否定したりもしない、というか、むしろ好意的だ。
というわけで、今週末あたりは。冬山というほどではないが中信の山でテント泊をする予定だ。冬にテント泊する、そう思っただけでワクワクする!(実際はなんだかんだと辛いことが多く、深夜、眠れないテント内で後悔したりすることが多い)
冬装備は軽アイゼンだけで荷は軽く済みそうだ。積雪は今ところ少なくて、ラッセルや踏み抜きはなさそうだ。ただ、10日(水)に20センチの降雪予報が出ている。20センチなら2日もすれば締まって10センチ程度になる。30センチならやめる、簡単な山だが行程が長いのだ。しかも、行程のほとんどで人が入らないと思われ、一人ラッセルが延々続くことが想定されるからだ。
画像1:角兵衛沢、ツエルトビバーク。この後、鋸岳、甲斐駒、仙丈岳と縦走。
1981年04月17日(金) 〜
画像2:北鎌尾根、北鎌平でツエルトビバーク。翌朝、一人ラッセルして一番で槍に登頂。
1984年04月30日(月) 〜
画像3:巻機山 山頂でテント泊。テントを少しでも軽くしたかったので、ドームシェルターに変更。
2023年03月07日(火) 〜
テント・ツエルト・冬季小屋・避難小屋・雪洞 コレクション
【パート1は1から115】1972年06月17日〜
2021年04月27日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2335807.html
【パート2は116〜141】2021年07月18日〜
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3388963.html
私も全てが自己完結出来る雪山のテント泊が好きです。夏山も好きですけど。何年出来るかわからないですが、膝を労って続けられたらとは思っています。
この冬は雪がない分、水を携行せねばならず、例年の雪山より荷が重くしんどいので、あえて水携行の心配がないキャンプ的なテント泊でもいいかなと考え中です。
私も雪山テント泊が好きで、自分の原点かなと思ってます。膝的にも体力的にも重荷は担げなくなったので、冬山縦走とか無理なので、1泊で行けるところ限定になりそうです。
キャンプ的なテント泊も好きです。今回予定している松本近くの山も、ややそれに似ているところがあります。今のところ水を作る最低限の雪はあるみたいです。それと2日めは徒歩2時間で営業小屋があり、そこで水を購入します。10日に降雪が30センチあったら、降雪量の少ない栃木の山を日帰りします。
コメントありがとうございます。
遅いコメントで失礼いたします。(*- -)(*_ _)ペコリ
自己満足の世界・・ごもっともです。
テント泊 確かに重いし、縦走や山奥まで装備を担ぎ上げる労力は大変です・・
でも、はやめにテント場についてココでしか見れない景色を楽しみながら、ぼーとするのが大好きです。
ごはんも、メスティンで炊いたご飯が最高に美味しくて涙( ;∀;)したことも(失敗すると大惨事ですが汗汗)テント泊やめられません。
冬用テント泊装備がないので、冬はテント泊しませんが、雪が溶けて暖かくなったら再開しようと思います。
こんばんは。
先程、松本の扉温泉から帰宅しました。
テント泊に限らず、登山自体自己満足の世界ですね。
一部のプロを除いて趣味、道楽の類ですから。
確かにテン場に早めについてボーとするのは私も大好きです。メスティンは最近かったばかりで、まだ炊飯の経験はないです。一度、固形燃料で炊いてみたいです。
昨日は登山口でマイナス12度、山頂付近は暴風に近い強風のなかハイクしてきましたが、テント泊しなくてよかったとつくづく思いました。冬山でしか見られない景色があるとはいえ、冬山テント泊はもう無理かもしれません。
コメントありがとうございます。
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