やはりアルプスは大きい。5月に涸沢から2度入ったが、久しぶりの白出沢の道は思った以上にハードったかな。
今回は反省材料大有りです。
当初計画は穂高〜槍ケ岳縦走でしたが、自分が先にばててしまったので、予定を変更せざるを得なかったことです。山の経験は古いと変わるというもので、人を連れて行くという立場で考えると失敗でした。20年の歳月の変化は大きいのです。
やはり、この年齢で25キロを担いで2200mの標高差を8時間以上要して登るのは無理だった要です。まず自分の行動の限界をわきまえずに計画したことに反省です。それとやはり太ももの筋肉の強化が必要だと知りました。スクワット必要ですね。゛
たぶん、槍ケ岳へは他のメンバーも縦走もできたと思いますが、技術的には不安があり、コースを変更したことは適切な判断だったでしょう。余裕をもってみんな楽しめましたから。
今回、中となって一緒に行動してくれたごえもんさんにはとても感謝しています。彼がいなかったら、無理を下か、停滞したか、いずれにせよ楽しい登山にはならなかったかもしれません。仲間を怖い目に合わせることは一番避けなければならないことです。
奥穂で私が休んでいたら、黙ってジャンのほうへ行って写真を撮ってるではありませんか、まったく!でも楽しそうにしてくれていたのでうれしかったです。
もう少し、馬の背のウの字くらいまで行ってもよかったかな。次回はジャンまで行きましょう。
20年前に妻と吊尾根を歩いたが、これほどに面白かったかな・・、よく付いてきてくれたと思います。
みんなは前穂の山頂に行きましたが、紀代子平で留守番して足をフォローしました。アキレス腱周辺が違和感があり、本調子になれませんでした。紀代子平からの2時間のくだりは鎖だらけでした。先頭を行くよっチャンがこの6ヶ月で急成長しています。まきちゃんやくみちゃんは、元気で下ってくれました。もう少し岩場のトレーニングをすれば、西穂への縦走も可能でしょう。
日ごろ歩いている山と、この穂高周辺は大変に違って、技術と体力が必要だと感じてくれたでしょう。若い人は怖ささえ感じなければいけるのです。
西穂へ出て、このコースは穂高を横断する形になりましたが、面白いコース取りです。
一緒に行った仲間が、山に感動し、喜んでくれたこと、歩く技術ももう少し頑張れば安定することなどわかってよかった。
わたしは自分の行動限界値というのを計算することができた。
私の場合、25キロの荷を背負って8時間、高度さ1700mまでなら耐えられるけど、それ以上の計画をしてはいけないということです。
25キロで8時間でも、高度差が1000mならOKですよ、ということかな。でも来年になったらわかりません。マイナスの年齢係数がつくでしょう。
北アルプスの中でも特別のエリアを歩いてもらって、さらに山を深くしてもらえることができた。なによりもの成果です。
天候が悪化したときの対応も勉強になるでしょう。4日間山に入る贅沢!でも縦走こそ登山の王者だとわたしは思っています。
自分の仲間は、まだまだ行けます。自分がアルプスに入れるのはあと数年でしょう。ごえもんさんがみんなを連れてアルプスの大縦走をしてくれるのではないかとひそかに期待してるのですが。
山は人です。出逢った人たちが楽しければ山は幸せをくれます。今回も途中で出会った方々、ありがとうございます。
この登山はYouTubeにUPされています。どうか覗いてみてください。
でもかならず槍から西穂高まで縦走!実現しましょうね。
2011.7.20
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する