来島さんの「歌人の山」には詠われていない。さてどうやって探すか。
ノートには4人の歌人の歌がある。
漸くに霧の晴間ゆ見え初めしは今日を行かなむ白根山なみ 山田 敏
豆ランプの光は乏し窓ゆする白根おろしは更けてつのりぬ 八田勝一
奥白根のほりて思ふ草原に投薬竜胆あまた咲きけり 蓮田露村
まむかひの白根が岳にどの山のかげにかあらく濃くうつれるは 四賀光子
であるが、これらの出典歌集は今となっては不明なのだ。
つらつら手元の歌集を眺めるに、それらの歌人は白根山に入っていない。
野鳥の研究者である中西悟堂の歌集「安達太良」に奥日光小田代ヶ原と題された章があるが、女峰や真名子山は詠われているが、奥白根が無い。柳瀬留治の「山旅五十年」にも白根は登られていない。
田部重治の「わが山旅五十年」にも、白根山はないのです。
窪田空穂も男体山や磐梯山や筑波山には登っていても、白根山には触れいない。実に困ったとしか言いようがない。それでも再開しようと思います。早く浅間山へ行きたいのだが。北アルプスまではしばらく時間がかかるかな
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