日本百名山の短歌 38 皇海山 39 武尊岳
原稿版 後日修正
38 皇海山
1992年自作
皇海山のこんもりとした頂きの鈍重とはかなり悲しい在り方ではないか
外池貞吉
庚申山
ひえひえと飛びくる山霧は案内者の髭にかかりて雫となりつ
ここに生いて雪制草は花さけり岩のぼりゆく我が眼さきに
39武尊山
松村英一
雲ひとつ嶺にとどめて武尊かと思う山みゆ夕明りの空
眼の前の武尊は厚き一冬の雪をとどめていまだ芽ぶかず
会津八一
雪かぶる山より晴れて雲の間にまだ雪の来ぬ武尊だけ見ゆ
かみつけのくにのかぎりとたつくものひまにもしろきほたかみねのゆき
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