4月11日(木)
*今日、「西行法師全歌集」尾山篤二郎校註がきました。偶然でしたが
新古十七今自賛
《風になびく富士の煙の空にきえて行くへも知らぬ我思ひかな》
を見つけて裕子に「昔は富士山も噴煙が出ていたんだよ、これ西行の歌」と云えば、「有名な歌で知っていたけど、西行の歌だったのね」との賜える。
*西行の富士の煙を詠める歌妻知りていて吾の驚き
*我妻の文学に寄す知識こそわれ驚きてうれしさとなる
夕食終えて一休みして西行の恋歌求めて
「雪中恋」
《君すまば甲斐の白根の奥なりと雪ふみわけてゆかざらめやも》
というのがあり、「白根」は白根山と註したるが、白根三山としての北岳を指すと言えるが、実態ではなくイマージュと言えるだろう。雪を踏み分け苦労をしてもあなたのもとにたどり着きたいという、恋歌でしょう。
高山樗牛の「滝口入道」から西行を思い浮かべて、西行歌集に至る。
(自作)
*今日一日出歩きまわりた人と会う眠気まねくかわが脳細胞
*まだ8時宵の口なれいつもより痛く眠気のつよくなるばかり
20:00に寝て、22:30に目覚めて、西行の歌を見る。
P207に
《しのはらやみかみのたけを見渡せば一夜の程に雪は降りけり》
と大峰山の歌、三上岳があった。
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