荒島岳の短歌は、近藤篤著「歌集 荒島岳」より、以下の歌をいただきました。
<荒島岳の歌>
昇り来て片照らす明暗の荒島岳をあかむらさきに p30
ひと群れの鉾杉の上白妙の荒島岳は天に裾引く p31
朝光に浮かび出でたる荒島はほの明かりつ稜線長し p34
朝茜褪せつつ雪の荒島はおぼおぼと白し東の空に p38
荒島は雲の奥に寂びさびと雪を被きし稜線をひく p46
目交差ひに雪の荒島岳峻立す左肩下に小荒島添えて p86
落日の雪の壁光る突兀の嶺は荒島岳の奥 p90
一枚の大岩建てるごとし雪の荒島岳北に裾ひく p91
春の日の遍(あまね)き空に雲つみて神のごとしも荒島岳は p100
屏風を立てたるごとき荒島岳夕日にてりて雪かがやかす p111
以上10首、探し求めた荒島岳の歌です。
2年前に近藤様から歌集をメールでいただきながら、今日に遅れたことをお詫びいたします。
元旦に妻ゆきて八年過ぎこもりつつ読む西行の歌 近藤篤
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