63 蓼科山
限りなく晴れたる空や秋草の花野にとほき蓼科の山 赤木赤彦
草枯丘いくつも超えて来つれども蓼科山はなほ丘の上にあり 同
信濃には八十の高山ありといへど女の神山の蓼科われは 伊藤左千雄
さびしさの極みに堪えて天地に寄する命をつづくおもふ 同
蓼科の前山見えて流れゆく天の白雲昨夜も絶えず 松村栄一
月落ちてしばらく暗きあかつきに蓼科山を風吹き下ろす 同
蓼科はかなしき山とおもひつつ松原なかに入りて来にけり 斎藤茂吉
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日記
短歌で詠う日本百名山 蓼科山 63
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