連休前半4月29-30日にヤマレコのお友達と鳳凰三山に行きました。いまでは鳳凰山と呼称されていますが、鳳凰山という山はありません。薬師、観音、地蔵の三山を総称して鳳凰三山というのですが、今では鳳凰山で通るようです。これは深田久弥の日本百名山でそう呼ばれたからでしょう。
今回も20年前妻と歩いたコースをなぞるものでしたが、同行した二人は初めてのコースだそうです。
私は出かける前から、果たしてこの若い人たちと同じペースで歩けるかどうか不安でした。南御室小屋までしか行けないのではないかと不安に襲われていて、またうつ病的な症状に襲われていました。
筋トレシリーズで書いたように、<歩けない>という不安は心を病ませます。しかし、<行ってみなけりゃわかない>という開き直りの気持ちで、行けるところまで頑張ればいいと、自分に言い聞かせでかけました。
今年の2月の赤岳の不安からまだ脱却していません。しかし今回はきしくもそのメンンバーになったのです。
前置きが長くなりましたが、初日15〜6キロの荷物を背負い、南御室小屋まで歩きました。途中離されたりしましたが、気遣ってくれて、遠く離れないように休むふりをして待っててくれましたので、きつい登りもありましたが小屋まで、同時的に到着することができました。感謝です。
本題に入ります。
私の歩く速度、足を運ぶ速度は、二人の1.5倍くらいの速度なので、遅れるわけです。観音岳から下ってきて、薬師小屋で休憩をして戻るときに、一人がトイレというので、先に二人で歩きだし、若い男性の後を追います。その時に歩幅を大きくして足を伸ばして歩いてみました。ストックを使用していました。
その効果があったのか、彼の歩幅と同調して、真後ろを同じ速度で彼のステップを踏んで歩きました。
その時にふと気づいたのが、ストックを使わずにいたのです。
つまり脚だけ運動していたのです。
その時、思いました、自分が遅れるのはストッックに頼るあまり、テンポが、1,2,3.4と手を出すことで遅れるということでした。それがアイゼンだけであれば1,2の動きになるので速度は上がるのだろうと思いました。
アイゼンを付けているというのは、ストックで支えるのと同じことなので、雪道であれば、ストックを使わずにも歩けることに気づきました。その結果、私は薬師から南御室まで、まったく同じ歩調で下ることができました。
さらにテント撤収後の下山で、そのことを確認するために、ストックをたたみザックに括り付けました。苺平までの登り返しが心配でしたが、ここで奇跡が起きました。なんとトップのHさん40歳と27歳の年齢差を越えて、全く同じ速度で歩いたのです。この歩きは、アイゼンを脱ぐ杖立峠の下部まで続きました。
アイゼンを脱いでからの道でもストックを使わずにいましたが、途中の急斜面ではストックを出しました。下りでは使用する方が楽で安全だと思いました。
夜叉神峠まで、一緒に下れました。
これはすごいことに思えたのですが、その後、反動が来ました。
夜叉神峠から40分の下りで膝が痛みました。休憩したいと思った時に道路が見えました。
アイゼン着用時にすたすたと歩けたことは、大発見でした。ストックをつくことで前かがみになって姿勢を崩していると思えました。
ただ下りや急登ではストックを使うことは有効でしょう。
このことが誰にでも言えると思いませんが、自分には言えると思いました。
それで、要は道具は使いようで、自分なりに適した使い方をしないといけないということでしょう。
またこれからも、道具の使い方を試してみたいと思いますが、それなりの速度でもまだ歩けることが分かっただけでもうれしいことでした。
翌日の今日、太ももに気持ちのいい痛みというおりは張を感じています。体がすぐ反応してくれてこれも嬉しいことです。
おはようございます。
他の方より遅れる心配はいつもあります。
技術面の差が大きく、それが主要因。
あと睡眠不足とお酒に弱いこと…。
ストックは補助程度に考えてます。最終的には足腰の強度。やはり、荷物が重いと応えてきますよね
私は周りより10歳近く若いですが、抜群の軟弱ぶり発揮してます
御無沙汰してます
通常の歩く動作に対してどれくらいストックを必要としているか、を考えてみると、必要ない場面が結構多い、と言うことですかね。
気がつくと手許でブラブラ(w
雪山でストックを使うようになってから私も気がつきました。
きっと、hagure1945様の場合は歩行技術がしっかりしているので、必要としない状況が多いのではないでしょうか。
そういえば、息子も最近はストックをねだらなくなりましたし、杖代わりの枝を拾って歩く機会が随分減ったように思います。
重箱の隅なのですが、
>二人の1.5倍
2/3ということですよね。気になってしまったものでして、、
k.gumineさま、さっそくのコメ、ありがとうございます。これね、年齢差で考えてほしいのfですが40半ばまで基本的にはストックは使わないのが基本。
45歳以上で使用するのは下りの一部。また膝に痛みなどを感じた人にです。
ストックの利用は製造業者の宣伝に乗せられて、ねこもしゃくしもという状況ですが、本質的に若い人は持たないに限る。
高齢者は持たないといけない。
私がストックをつき始めたのは45歳で下りの時に膝を痛めたからです。
4,50代の体は鍛えれば十分動きます。その年代でおろそかにするから60過ぎて動けなくなるのです。でも山行く人はみなげんきです。
雑誌の写真に踊らされないように、自分の足腰鍛えましょう。若い人たちは、それだけで十分美しい。
今回のやまで27歳の青年集団に出会ったけど、ほれぼれするほどかっこよかったよ。
若いってことはそれだけですばらしい。
それから基本的には荷物の軽重は、歩くことに対して大きな問題ではありません。日頃の歩行の姿勢と臀筋、太ももの筋肉の鍛錬ですよ。
軟弱大いに結構、休みたいときに休み、歩きたいときに歩く。山は基本的にはマイペース。
1955さま
今回は今までのストックの扱い方を見直すのにいい機会でした。K.guminさんにも書きましたが40代はストックいりません。まして、あなたや、お子さんなどは邪魔です。捨てちゃいましょう
私が言うのは年長者に対してですが、ストックの扱い方自体が間違えているケースが多いです。ノルデックウォーキングの団体に席は老いていますが、その場合のストック、ポールといいますが、杖ではなく、足を広く開脚させ、肩を動かして腰にひねりを生じさせるための道具です。
今回、ストックをつかうことによって速度が落ちるリズムになるというのは、ポールの使い方を間違えていることにもなります。全くの杖として使用しているということです。
確かに下りの場面では必要ですが、普段はいりませんよ。
1.5倍とは、速度が2/3ということです。
最近そういう歩きしかできなかったのが、同じ速度で歩けたというのは、すごいことなのですよ
でも最後の下りで膝に来たのは、少し無理があったのかな。
いずれ、この歳なったら、私の不安が理解できるでしょうが、そんな先まで頑張れません。
小屋で中三と小6の男の子を連れたお父さんに出会いました。二人を山に連れて行くのが山にいける条件だそうですが、お父さん曰く、最近は息子に荷物を持ってもらうようになったって・・・
いいなぁ〜、子供と山にいけて、私は娘二人ににげられたからなぁ〜
私のはスノーポールなので、捨てられません(笑
>ストックの利用は製造業者の宣伝に乗せられ〜
その通りだと思います
歩荷など特に荷が重いときも例外だと思いますが、あまり見たことない気がします。
初心者として伺いたいのですが、
歩行時の重心移動や荷重のかけ方にはまだまだ工夫の余地があるとは思っておりますが
モナカ雪の上を歩くときに、ストック利用で多少の荷重の分散を図るのはやはり間違いでしょうか?
(所有しているスノーポールの説明書にも、ハイキングポールとしての使用は禁止と明記してあります)
装備込み<50kgの妻は楽々歩けても、装備込み>90kgの私にとっては踏み抜き地獄です(笑
息子のスノーポールはまだ買うつもりありませんし、
夏山で30kg背負うのならストック買ってあげる、くらいのつもりですよ
>子供と山にいけて〜
うちの子供、もう少ししたら登りもCTくらいで歩けるようになると思うので、のんびりサクサクお供してくるのでは?
専門的にはわかりませんよ、でも雪用のバスケット、ストックの先の大きいやつつけるともぐりづらいことは確かだと思いますが、モナカ雪はストック自体が抜けることもありますからね。お手上げですよね。
トレースなどをたどるときなど、雪面の読みですよね。
ポールのせいではないのでは
今回、私が書いたのは、ストックにいままで過剰に頼っていたことへの反省です。
ストックを頼ることで姿勢が悪くなっていることに気づいたのです。荷物を背負っていても腰の位置に上半身がしっかり乗って、移動できれば問題ないと思います。
要はスキーで言う腰折れ状態にならないようにすることですから、原則2本足のほうがきちんと姿勢がとれ、バラン移動ができると思います。
登山の姿勢も原則スキーと同じと見ています。要は腰折れ、ヘッピの姿勢にならないように歩けるのが一番美しいと思ってます。美しい姿勢が正しいのだ、なんて、どこかの受け売りですがいかがでしょうか。
ストックの山での使い方については、まだ専門的に研究されたものはないのかもしれませんね。
ボッカのおじさんたちは昔から棒1本でしたからね。
1955さんのようにまだ若い肉体の方は、自分の脚力を信頼してください。
ストックについては、使いようではないでしょうか?
I型のダブルなら杖としては使わない。
単にバランスを取る道具になります。
だから登りでは不要。
威力を発揮するのは下りですね。
走るようなスピードで登山道を駆け下り、曲がり角で体の先にトンっと突いてやることでスピードを殺すことなく体の方向を変えられる。右に左に曲がるのでダブルでないとできない。
この方法で、私は柏原新道も合戦尾根も下り1時間30分です
突進するので、この方法は人がいるときはご法度。
登りの人がいる時間帯では封印です。
人のいなくなったちょっと遅めの下山に有効
(そんな時間に下るからでしょ・・・という突込みはナシで・・・とにかく人がいない道を歩くのが大好きなもので)
う〜〜ん、でも一つ間違えると体ごとはじかれて大けがですわ
ある態度の脚力が無いと不可能な方法ではあります。
私も、hagureさんよりはヤングだけど、もういい年なんで、そろそろこんな無茶走りは引退しよう。
私も基本的には、山は自分の体で登るものだから、モノに依存するのは反対です。
ストックは、もしものための杖替わり。
緊急時の、ツェルトポール。
(そして、熊と戦うため
と、保険代わりに携行しています。
あ、でも、テント装備の時は杖だわね〜〜
あ〜〜よっこいしょ
テクテクさま、柏原新道ををですね、1時間半ですか。
普通の女性とは認めたくないね・・・、
旦那の苦労が分かる・・・
昔、私もやりましたけどね・・・
脚力の低下が原因でストックに依存した登り方になっていたことの反省です。
でもね、病気したりして弱くなると、気分も弱くなるんですよ・・・
それを乗り越えないとね・・・
まだまだテクテクさんはとってもとっても 若いのだ〜
ちなみに2001年に1時間29分で下っていますよ。56歳の時ね
もう無理です
赤岳のリベンジが出来たようで良かったですね、
先日山の店に行ったら私より1つ若いガイドさんと話しましたら、俺はストックは使わないって ストックを使う様になったらガイドをやめると言ってました。
私は下りには必需品になってますがゆるい登りは体力を余分に使うような気もします、アイゼンを履いた時は無い方が楽ですか、今年はもう使うことも無いと思いますが(尾瀬至仏山に行きたいけど雪がゆるいようなのでやめます)
ストックに頼らない歩き方(下り)も試してみたいです。
それにしても奥様の愛も確認できていいなー
うちの奥さん風邪で具合が少し悪くすご〜く不機嫌
赤岳のリベンジではありませんよ〜
まだ自信ないもん。
奥様の風邪ひきはぼくのせいではありません。
日頃からご機嫌をとらないと、いかせてくれなくなりますよ・・・
まだまだストックについては研究が必要です。最後の40分でひざにきたのはショックでしたからね。
まあ、ボチボチです。
hagureさん
ダンナの苦労がわかるって・・・
私がダンナを急き立ててるみたいな・・・
そりゃあ、言いがかりだわ・・プンプン
やっぱ男ですからダンナのほうが体力があります。
下りでおいて行かれるのは私のほうです。
うちの山行がいつも途中解散なのは、
同じ山でも、ダンナと私とで趣向が違うからですのよ。
お互い、それなりに自立してるっていうのは便利です、うんうん!!
連休後半突入しました。
私は仕事で、ダンナは4連休。
蓮華温泉泊でBCツアーに行きたかったみたいだけど、
本日の天候であきらめ、一日遅れで先ほど乗鞍に向かって出て行きました。
そっちは上高地?
もうババ平かな?
報告楽しみにしてますよ〜〜〜
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