副題に「登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話」とあります。練馬区立小竹図書館の書架にあるのをたまたま見つけた図書。2017年3月18-20日の三連休(春分の日)の山行に携行し、青春18きっぷの車中で読み耽りました。インタビュー形式で、植村直己氏のこれまでの活動の源泉となっている考え方や、食料・装備・犬ぞりの犬、そして現地住民などとの関わり方が良く分かる良書です。植村直己ファンならずとも、アウトドア派であれば一読の価値あり。ちょうどその山行で、積雪期限定の分水嶺歩き(福島県中央部:関都〜水無山〜天狗角力取山〜大滝山〜二ツ森〜石筵)をテント2泊で縦走しており、舞台も良かったため、印象に残る図書となりました。付録的な位置づけで、文藝春秋社の湯川豊氏(植村氏が大学卒業後に世界放浪の旅から帰国した際にインタビューをし、それ以来の応援者)がエッセイ「遊びをせんとや生まれけむ」を載せていて、これも面白く、特にキビヤック(アザラシの体の中にアパリアスという鳥を詰めて半ば腐らせたエスキモーの保存食)盗難事件の執拗さのエピソードと、グリーンランド長期滞在の直前に受領した書簡の内容なぞは、冒険家・探検家の本分を垣間見せているように感じました。【読了日:2017年3月21日】
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日記
★「植村直己と山で一泊」ビーパル編集部(小学館・小学館ライブラリー703、1993年8月)
副題に「登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話」とあります。練馬区立小竹図書館の書架にあるのをたまたま見つけた図書。2017年3月18-20日の三連休(春分の日)の山行に携行し、青春18きっぷの車中で読み耽りました。インタビュー形式で、植村直己氏のこれまでの活動の源泉となっている考え方や、食料・装備・犬ぞりの犬、そして現地住民などとの関わり方が良く分かる良書です。植村直己ファンならずとも、アウトドア派であれば一読の価値あり。ちょうどその山行で、積雪期限定の分水嶺歩き(福島県中央部:関都〜水無山〜天狗角力取山〜大滝山〜二ツ森〜石筵)をテント2泊で縦走しており、舞台も良かったため、印象に残る図書となりました。付録的な位置づけで、文藝春秋社の湯川豊氏(植村氏が大学卒業後に世界放浪の旅から帰国した際にインタビューをし、それ以来の応援者)がエッセイ「遊びをせんとや生まれけむ」を載せていて、これも面白く、特にキビヤック(アザラシの体の中にアパリアスという鳥を詰めて半ば腐らせたエスキモーの保存食)盗難事件の執拗さのエピソードと、グリーンランド長期滞在の直前に受領した書簡の内容なぞは、冒険家・探検家の本分を垣間見せているように感じました。【読了日:2017年3月21日】
「植村直己と山で一泊」 最近読んだ山の本
副題に「登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話」とあります。練馬区立小竹図書館の書架にあるのをたまたま見つけた図書。2017年3月18-20日の三連休(春分の日)の山行に携行し、青春18きっぷの車中で読み耽りました。インタビュー形式で、植村直己氏のこれまでの活動の源泉となっている考え方や、食料・装備・犬ぞりの犬、そして現地住民などとの関わり方が良く分かる良書です。植村直己ファンならずとも、アウトドア派であれば一読の価値あり。ちょうどその山行で、積雪期限定の分水嶺歩き(福島県中央部:関都〜水無山〜天狗角力取山〜大滝山〜二ツ森〜石筵)をテント2泊で縦走しており、舞台も良かったため、印象に残る図書となりました。付録的な位置づけで、文藝春秋社の湯川豊氏(植村氏が大学卒業後に世界放浪の旅から帰国した際にインタビューをし、それ以来の応援者)がエッセイ「遊びをせんとや生まれけむ」を載せていて、これも面白く、特にキビヤック(アザラシの体の中にアパリアスという鳥を詰めて半ば腐らせたエスキモーの保存食)盗難事件の執拗さのエピソードと、グリーンランド長期滞在の直前に受領した書簡の内容なぞは、冒険家・探検家の本分を垣間見せているように感じました。【読了日:2017年3月21日】
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