田部井淳子さんに関連する図書の読書を継続中。写真が相当数収録されています。章立てとしては次の通り:
(1)今までのこと、これからのこと…まえがきにかえて
(2)スイスアルプス…ワクワクの出会いと感動
(3)ネパールヒマラヤ…はるかなるトレッキングの王国
(4)八ヶ岳…登山の学校
(5)白馬岳…雪渓の夕焼けの北アルプス
(6)吾妻山・安達太良山…恩師・級友との山行の思い出
(7)低山のすすめ…東京周辺の山々を歩く
(8)毎日の暮らし…仕事・家庭・足のこと
この本は、その出版元からも類推できるように雑誌「岳人」に掲載された記事をある程度ベースにしている模様で、特に(4)と(5)は、記事掲載を目的とした取材山行があったようです。
田部井さんと出版当時までのその行動・実績を知るには効率良い本だと言えます。一方で、他の人には到底まねのできない実績が輝きすぎてしまっていますし、著者の意図には反しているのでしょうが「私ってすごいのよ」「まだまだ人生楽しむために頑張ってます!」というギラギラ感が否めません。その結果として、タイトルと違和感があり、一般の人からは遠い存在のように印象付けられてしまっているのではないでしょうか。57歳でまだ脂がのっている時点の作品と解釈すれば良いのかな。
【読了日:2018年8月14日】
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する