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最近読んだ本 「垂直の記憶 岩と雪の7章」
を記載した際に、
bergheilさん
から、「凍」をご紹介頂きました。ようやく読む機会を得ました。
ご存知の方も多いかと思いますが、ギャチュンカン北壁での山野井夫妻の死闘を描いたノンフィクションです。
もともとは「百の谷 雪の嶺」(山名ギャチュンカンの原意)という題名で新潮2005年8月号に掲載された作品だそうでして、単行本として出版される際に「凍(とう)」と改題されたとのこと。
ベースキャンプを出発してから戻るまでの九日間の内容も凄いですが、凍傷で手足の指を失う入院生活とその後の復活に向けた日々(第十章「喪失と獲得」)も感動的でした。特に妙子夫人の強さが際立っています。
最後(終章「ギャチュンカン、ふたたび」)は、残してきたゴミを拾いにギャチュンカン北壁基部に再訪するのですが、それには著者の沢木耕太郎氏が同行しています(作品中では名は明かさずに)。解説(池澤夏樹氏)も好印象で、「自由」とな何かを考えさせられる内容でした。
単純な表現ではありますが「良い山行だった」という山行を、レベルこそ雲泥の違いがありますが、私も増やしていきたいと思います。
nomoshinさん、こんばんは。
山野井さんは、チョッといたずら好きな山の妖精のような方ですよ
過去に読んだことあります。
かなり面白かったと記憶しています。
家にあるので、時間を見てもう一度読んでみようかと思います。
ちなみに、この生還から5年後に山野井夫妻がグリーンランドの岩に挑戦するという本もありますよ。
「白夜の大岩壁に挑む」(NHK取材班)
という本です。
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