著者は1883年生まれで、イギリス公使アーネスト・サトウを父に持つ植物学者だそうです。ロンドンの王立キュー植物園で研究していた時期もある(第1回/明治38年尾瀬行と第2回/大正13年尾瀬行の間)。
収録されている文章のうち「尾瀬をめぐりて」は、同行していた舘脇操氏の作品で、同氏も植物学者だけあって、植生の記録が非常に精緻(一部はちんぷんかんぷん)。
この本の価値は本文のみならず最後に収録されている白黒写真と丁寧なその解説文にもあります。原本(梓書房、1930年)では、99枚の写真が収録されていたのを文庫本では58枚に絞ったとのこと。
また尾瀬に行きたくなってしまった。三条ノ滝も随分とご無沙汰しっぱなしだし…
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