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前半はヨーロッパアルプスの山岳紀行が6編で、マッターホルンでは、秩父宮殿下に同行します。後半は国内の北アルプスが舞台で同じく6編。こちらでも小槍登攀では秩父宮殿下が登場します。その他、滝谷初遡行の記録もあります。地図をみながら読んでいたら、滝谷の出合に「藤木レリーフ」があると地図に記されていましたので、この著者のことですね、きっと。裏穂高は私自身良く知らない地域なので、錫杖岳を含め、実地点検したくなりました。
ところで、著者はR.C.C.の創設時のメンバーだそうでして、同じくR.C.C.創設時のメンバーである水野祥太郎氏が解説を担当しており、それを読みますと、R.C.C.の性格や当時の山岳会の様子を少し理解することができます。但し、第二次世界大戦のころに関しては、この世代の重鎮たちは社会的には良い行いをしていない(軍にへつらっていた??)というのが戦後の評価のようでもあり、その点も解説の中から垣間見ることができます。裏表紙で紹介されているように、古き良き時代の「山恋いの書」と割り切るべきでしょうかね。
はじめまして。
藤木氏の生き様に憧れ、高校大学山岳部の活動を経て写真ジャーナリストになった者です。もちろん、往時とは事情も違い初登攀の記録を立てる事は適いませんでしたが、ヨーロッパの峰嶺を踏みしめ、憧れの人に近づけた事を誇りに思い嬉しく思っています。
いまは病に倒れた身から起死回生の登山に日々精進しているところです。
コメントありがとうございました。
そうでしたか。私よりお若いのに、藤木氏のことをずっとよくご存知なのですね。
私の父も新聞社に勤めていましたので、ジャーナリストについても、なんとなく雰囲気とか心意気とかは、身近に感じられます。
お病気再発とのことですが、このヤマレコには、そのような人が結構いらっしゃるみたいですね。このGWに山でお会いしたかたも、そのうちの一人でした。
どこかでお会いできる日を楽しみに…
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