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2020年度分から2022年度分まではPDFで、2023年度以降はCSVファイルとGPXファイルで提供されている。最新の情報はPower BI の表(直接コピーできる)で随時提供される。2023年度以降はマップ表示もできるが、データの更新が少し遅いようである。
東京都内では、2020年4月から2025年8月12日までの5年あまりで、痕跡460件、目撃566件、撮影108件、捕獲52件(55頭)、事故2件、合計1188件である。これはあくまで東京都に通報があった件数である。同一個体の姿や痕跡を少し時間を隔てて別の人が見て、別々に通報して記録されたと思われるものもかなりある。逆に、クマやその痕跡を目撃しても通報しないケースもあるだろう。
都内で年平均10頭のツキノワグマが捕獲されるというのは、ちょっと驚きだった。事故は2022年6月奥多摩町留浦と2022年7月奥多摩町本仁田山ゴンザス尾根の2件だが、詳しい情報は見つからなかった。
目撃等の件数は毎年6月にピークがあるが、秋にも増えることがあり、2023年は11月が6月を上回った。年別では2024年が最も多く、6月の件数が例年の2倍以上だった。この年は16頭が捕獲された。今年(2025年)は6月の件数が2024年に次いで多かった。
2023年度分からは発生地点の緯度経度のデータがあるので、QGISにインポートしてマップに示すとともに標高を取得した。目撃等の発生地点は奥多摩の全域に及んでいる。奥多摩湖や御岳山といった観光客・登山者の多い場所で多いほか、武蔵五日市駅周辺や景信山でも多いが、これはこの年特有の現象かもしれない。
総件数の半数が標高500m以下で、90%が標高1100m以下で発生している。過去のデータについても緯度経度の情報があれば、目撃等発生地点の推移が可視化できるかもしれない。
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