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島根県の災害ボランティアバンクに登録しているので連絡があり4日ほど作業してきました。
コロナ禍災害ボランティアの現場は大きく変化しています。
以前はボランティアセンターが立ち上がると全国から募集をかけていましたが、昨年からは自治体の中での募集に制限されています。
隣の町で災害が起きても自治体が違えば行けないと言う事です。
今回参加して驚いたのは、一般参加者が少なかった事です。
一番少なかった日は10人で20人前後の参加でした。
中にはボランティア休暇を取得して参加した市の職員も含まれています。
高校生の部活団体の参加で延べ人数が増えたのが現状でした。
出雲市の人口が17万ですので1万人に1人くらいの参加になります。
今回被害の多かったのは雲南市で3.7万人高齢化率39%。
飯南町0.5万人高齢化率44%です。
出雲市で参加者がこんなに少ないのに他の自治体が心配になります。
私が最初に災害復旧に参加したのは、平成18年母の実家が床上浸水したときが最初で、ボランティアは三年前の西日本豪雨で愛媛県大洲市に4回10日参加したのが最初でした。
大洲にボーイスカウトの知り合いがおり一ヶ月後に全国大会を控えていた時、市内3000軒が浸水しました。
初めての大規模災害 行くか!止めるか!心が揺れます。
休み取れるか? 費用どうしよう 何持って行ったら良い? 通行止めでかたどり着けるか?
高速は通行止め、一般道も何カ所も通行止めで走ってみないとわからない。
しまなみ海道が通行止めになった時、これでいけない理由が出来たと思ったヘタレです。
仕事終わって、必要であろう作業道具、救援物資、着替え、食料、テントを積んで出発。通行止めは予想以上に多く到着は翌朝2時でした。
初めての土地でしたが野営できそうな公園を見つけ泊まりました。
夜明け知り合いの安否を確認した後、社協のボラセン立ち上げを手伝ってボランティアスタートしました。
スカウトのこども達に奉仕の心を教えながらも一歩踏み出す勇気がこんなに大変なことを身をもって知りました。
コロナ過、高齢化、人口の偏りが続くと災害ボランティアの確保は益々難しくなる事でしょう。
いつどこで発生するか解明されていない線状降雨帯によって災害は突然やってきます。
ボランティアの作業には、体力、安全確保、自己管理、救急処置、リーダーシップ等登山に必要なスキルが大変役に立ちます。
スタイルも山に行く格好で充分。山へ行くといって泥だらけになって帰っても誰も疑いません。(笑)
自己責任、自己完結で終われるヤマレコ仲間の皆様、もしお住まいの町でボランティアセンターが立上がったら1日で良いので参加してみませんか?
きっと皆さんのスキルが役立ちます。
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