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十和田湖の中湖の湖底を火口域とし、日本の歴史上最大の噴火をしたと言われる915年の噴火を想定したものです。
草津白根山のような水蒸気噴火よりも、マグマ水蒸気爆発とマグマ噴火の可能性が高く、大規模な火砕流が発生した場合、半径30kmの広範囲に影響が及ぶとのこと。
火砕流は噴石や高温のガスなどが高速で流れ下る現象で、火災サージは火山ガスが主体の爆風と考えれば良いかと。
水蒸気爆発は、コーラに発泡性のメントスを入れるというキッチン火山実験でも再現できます(子どもだけではやらないように)。
更に現在のように酸ヶ湯で3mも積もる積雪期であれば、融雪型火山泥流(雪溶けによる洪水)が岩木川や奥入瀬川、米代川流域を襲うことに。
既に想定されている八甲田火山の噴火範囲をも呑み込むほど、大規模な噴火となるようです。
また、火山灰は偏西風の影響で仙台あたりにも飛んで来るかも知れないようです。(栗駒山にも、915十和田火山灰が堆積しているほどなので。)
東奥日報朝刊のトップ記事になっていますので、参考まで。
噴火の予知は難しいのでしょうが、いざというときに避難出来るように、気象庁の情報や登山中の異変などにも注意したいものです。
活動火山対策特別措置法第11条2項より
「登山者は、火山の噴火等が起こった際に円滑、迅速に避難できるよう、必要な手段を講じるように努めなければならない。」
【追記】
十和田火山噴火🌋の大規模なハザードマップを見て思ったのですが、噴火以外にも、洪水や津波、土砂崩れ、地震など他の災害想定を重ねてみると、おそらく日本国内で安全といえる場所など無いような感じがします。
それでも日本人は、過去の災害を教訓に、英知を集めて生きていくしか無いと思いました。
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