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興味のない方はスルーしてくださって構いませんが、一応、調べたので その発生状況を簡単に挙げていきます
※「霧」の分類
◎「放射霧」
晴天の日、日中に暖められた地表が、日没後熱を放射 → 地面が冷え気温も下がる →(この時地面が適度に湿っていると)→ 雲発生の時同様、地面に接している空気中の水蒸気が一定量に達し(飽和状態に)→「霧」発生
◎「移流霧」
暖かく湿った空気が水温の低い海面や陸地に移動 → 下から冷やされる → 同じく空気中の水蒸気、限界 →「霧」発生
◎「蒸気霧(または「川霧」とも)」
冷たい空気が水温の高い川などに移動 → 混じり合うことで →「霧」発生
◎「前線霧」
温暖前線付近で雨 → 湿度アップ → 雨が落ちる → 雨粒から水蒸気が蒸発 →「霧」発生
◎「滑昇霧(上昇霧。または「山霧」とも)」
湿った空気が山を上昇 → 冷却され →「霧」発生
どの場合も冷やされることにより「水蒸気」が「気体」から「液体」へと変化することで生まれています。
「雲」と同じですね。
そして、水蒸気からできた小さな水粒の濃度が濃いものを「霧」、薄いものが「もや」。濃い霧の中にいれば、雨ほどではありませんが、体もかなり濡れてきます。
そして、先ほども書きました通り2つを分けるポイントは「1キロ」。1キロ先が見えないような濃さなら「霧」、1キロ先から10キロ程度まで見通せるような状況であれば「もや」と呼び分けられています(気象用語では)。
さてさて、ではここで、もう一度「霧・もや・ガス」の生まれる仕組み、違いなどをまとめていってみましょう。
この「霧・もや・ガス」が生まれるポイント
「水蒸気」です。 → 水蒸気を含む空気が上昇し冷やされることにより飽和状態に達し、気体から液体(小さな水の粒)になり、それらが集まり、地表や水面付近で発生。煙のように立ちこめます。
どうして空気は上昇するのか?
太陽で暖められた空気が軽くなり上昇(冬場のエアコンを想像してみてください。暖かい空気は天井付近に溜まり、足元だけスースーしませんか? これは「暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ」という性質があるため)
冷たい空気と暖かい空気が出会い、結果暖かい空気が上昇
低気圧に向かって空気がぶつかり、そのまま上昇気流がおこる
風にあおられ空気が山の斜面を昇っていく
大気の状態が不安定になり、上昇気流ができる
などのパターンにより、上昇していきます。
そして上昇と共に、空気に含まれる水蒸気が飽和、水の粒になり……と続き「霧・もや・ガス」が発生です。
おさらい
霧: 水平視程が1キロメートル未満のもの(1キロ先が見えないほど濃い)
もや: 水平視程が1キロメートル以上10キロメートル未満のもの(1キロ以上先が見えます)
ガス: 海上の霧(ただし、山の中で発生する霧、濃霧、などの意味で使われることもあり)
➡ 濃さは「霧 > もや」
発生原因の違いは違いはありません
→ が、その発生の仕方により「放射霧・移流霧・蒸気霧・前線霧・滑昇霧(上昇霧)」などと分類されています。
終わりに……
「霧」「もや」は見通せる距離の違い、つまり濃さの違い、「ガス」だけが色々な専門用語(山岳用語や季語など)での呼ばれ方とも混じっているような印象ですね。
どちらにしても、煙のようなもの、雲の地表・水面に接しているバージョンであることには変わりません。
「雲の上を歩きたい」といった子どもの頃ならではの夢も「霧(もしくは『もや』や『ガス』)の中」を歩くことで叶うのか……微妙なところです……
いかがでしたでしょう。
い、一応、一字一句飛ばさずに最後まで読んだことをご報告いたしますw
こちらに、ようこそ。
ながいでしょう〜
かんどくありがとうございました。
ひらがなだけでした😁
ウチのオカーサンは⭕️⭕️士だけど、こんなに丁寧に説明をされた事がニャイ‼🙀️
気象知識と説明力に圧倒されています😻
・・・こんばんにゃ〜〜 かな?
コメントありがとうございます。
気象○○士さんですか?
昔、受けようかと思いましたが、難しいわりにどこで活用するのかと・・で、やめました
ヨット乗っていたので、明日の天気、風向、風速、波を調べるのに、天気図をよみました。
いろいろ調べて、マニアックにならないようにしたら、2部構成になってしまった( ´艸`)
また、くどい日記出すので、よろしくお願いします
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