テレビで毎晩戦争を逃れた人たちの映像を見ながら思い出す言葉があります。ユダヤ人のバイオリン友達の親が私を手招きしてまで言いたかったのは「頭に入っている知識や技術は誰も盗むことはできない。だから練習がんばるのよ。」という言葉。
私はバイオリン弾きです。ユダヤ人に音楽家が多いのは習わせる文化があるから。医者や弁護士など専門職もユダヤ系が多い。すべてはそういう流浪の民ならではの理由。
持ち物はリュック1つ程度のウクライナの人々。そういう立場になった時にやはり自分を救うのは教養や手につけた技術。映像で見てユダヤ人の教えの意味の深さが実感できた気がしました。
言われた時も「ああ、こういう教えをユダヤ人たちは子供に代々伝えていくんだ」と思った事を思い出します。私の親も似たことを言っていましたが、ニュアンスが少し違います。音楽は人生を豊かにしてくれる、と言った感じでした。
天災や戦争になれば自分の持ち物で何が一番大事か考えるのも気づきが増えます。お金は紙くず同然になったと仮定して、写真・スマホ・食料以外、他の自分ならではの大切な物を絞る作業はなかなか面白く、防災や火事になった時に持ち出す物にも通じました。ほとんどの持ち物はどうでも良い物であったと気づかされます。
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