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今は鎌倉時代初期の…まぁ殺伐とした世界の仕事。
謀殺したー、討死にー、とかで気が滅入りますなぁ。
そんなんで地図物があると、特に山域地図ですと
当時と現在の差を想像してホントに面白いし気分の切替えも。
以前、江戸時代にあった善光寺大地震(弘化四年)の地図を見た時
あまり見た事無い山の名前を地図に見つけた。
でも・・・読めない。
原本は館の保管庫にあるんだけど行っている時間が無いので
デジタルデータを拡大して…けどそれも小さいので
現在の地籍から想像してみる事にした(これも気分転換になる)
地元の人じゃないと判らない話になりますが、その山は
先般私が訪れた「吉窪城趾」のあたりにある山。
犀川の小田切ダムの左岸に聳えている。
吉窪山は昔、「吉久保」と書かれていた。でも地図には
「○林(…かな?)山」とある。○は梟?夏?うーん?
吉窪山の北には吉窪山より、少し高い山がある。
国土地理院の地図にも名無しの山になっているけど
この山があるのは「栗林」という地籍。
じゃぁ「栗林山」なのかな? でも「栗」って文字じゃない感じ。
こりゃなんとか時間を作って歴史館資料庫に行かねばと
思うんだけど、今行くと遅れているデザイン作業の事を
突っ込まれるので行くに行けない(笑)
あぁモヤモヤするなぁー
判明したらヤマレコのデータベースに反映させますー
写真1:善光寺地震時の瓦版部分抽出
写真2:良く使う行政地図 細かいので有り難い
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6月27日追記
Sirozouさん、ありがとうございます。
調べた結果、真神山は山体崩壊の後、松代藩によって「解体」され
対岸の「虚空蔵山」(土砂崩れにより山体崩壊した)による
犀川せき止めによる自然堤防決壊に対処するため
巨大堤防の材料にされたので、現在は「山そのもの」が
消滅しているとの事です。
どうりで現在、地形図を見てもそれらしい山が見つからない訳です。
また山国で未曽有の水害を起こした「虚空蔵山の山体崩壊」も
それを知って地形図を眺めるとなるほど納得です。
(現在の国道19号線の道の駅「信州新町」付近から、白馬に
抜けるオリンピック道路「安庭」付近ががせき止められた。
今もこの付近は盛んに土砂崩れ、道路崩落が起きています)
今度この界隈(畑ですけど)を歩いてみたいです。
marin412さんに教えて頂きました今昔マップも
地点標定に大変役立ちました。ありがとうございます!!
以前、喫茶穂高のコメいただいたSirozouです😊
山の名前、分かったかもです🙋
周辺の地名との位置関係からして【真神山】でしょう。
字面もそんな感じなので。
ソースは【弘化丁未三月廿四日信州大地震山頽川塞湛水之図】でした。(あー長いw)
おぉぉ!素晴らしいーー!
ありがとうございますっ!!!
あとは「真神山」が現在のどの山を指すのかを調べる…です。
里山って登山目的の山でないと
どんどん名前が消えていってしまうので
ヤマレコとかヤマップのような登山SNS&データベースのあるウチに調べ
そして一人でも多くの人の記憶に残ればいいなぁと思ってます。
助かりますっ!!
古地図って面白いですよね。
御参考になるかどうか…「今昔マップ」というサイトがあり、よく見ています。
パソコンで御覧下さい。
仕事で博物館展示パネルなどを作っておりますので
古い地図と現在の状況の擦り合わせをよくやるのですが
その途中で「魅力的な地図の世界」に迷い込んで
数時間出てこられなくなります〜!
(つまり納期がその分、遅れるという…(猛滝汗))
「今昔マップ」素敵過ぎます!
これまたハマりそうです!責任取ってくださいっ!(笑)
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