俺は去年、滋賀県北部に位置する伊吹山地の横山岳や己高山でスズメバチに絡まれて、スズメバチの事について日記を書いた。
http://www.yamareco.com/modules/diary/20537-detail-26975
しかし、三連休最後の日にやってしまった。
日記でああいう風に書いたのにもかかわらず、自分でも呆れるばかりです。
そう、鈴鹿山脈に位置する八ツ尾山で下っているといきなり顔の目の前でスズメバチがぶんぶん羽音を立てながらそこにいた。
その距離は僅か20cmほど。
日記にも書いたしスズメバチの対処法は分かっていたが、その超至近距離+足場の悪さから、俺は冷静な判断を失い一番危険な行動を起こしてしまいました。
そう、後ろを向いて走って逃げる事です!
当然ながら彼は追いかけてきました。
彼のスピードに足場の悪い登山道で走って勝つ事など出来るはずも無い。
このままではほんまに刺されてしまうので、最後の手段として「しゃがんで頭を隠す」これしか方法はありませんでした。
間一髪、スズメバチは許してくれたみたいで耳元をかすめるようにしてどっかいってしまいました。
刺されたら即病院行きやし当たり所によっては死に至ってしまいます。
物凄く反省しました。
このように、「頭では分かっている」としてもいざという時にそれが出来なかったということはよくある話ですが、こうした非常に危険な場面ではそれが出来なかったでは済まされないのです。
特に秋でのスズメバチは物凄く神経質になっているのでもし同じ行動をしていたら間違いなく刺されていました。
スズメバチが非常に危険な時期は秋ですが、それ以外の季節でも彼が生きていて刺激を与えてしまえば秋以外の季節でも十分危険なのです。
山でトレランをしている人を良く見ますが、あれもスズメバチがいたら危険なのです。
奥多摩の山域でそんな事故が例にあるのです。
トレランをしている最中に、地面にあったスズメバチの巣を蹴飛ばし、当然刺激してしまった蜂はその人の頭を数十匹で何度も刺し、亡くなられたという。
スズメバチというのは日本で一番危険な生物です。
そしていつ何処で出くわすか分かりません。特に山に登っているときは。
なので、登山道はあまり早歩きや走ったりしないほうがいいのではないかと思いました。
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