車庫屋根ソーラー発電システム６０（陸屋根増設その３）

　ソーラーパネル設置の陸屋根は、置いているだけにも関わらず最近の強風ではビクともしません。一方、いつ発生するかわからない地震への耐震性能を上げるために、天井へ単管パイプで水平方向にクロスの筋交いをいれているものの、いくつか課題があり、これを見直すことにしました。

⇒前回記事：「車庫屋根ソーラー発電システム５９（陸屋根増設その２）」

（写真は記事最下部URL参照）

　対角線で6.5m必要であるため貸しトラック（1.5トン）で運べる最大長5mと1.5m（コスト的な理由で3mを買って半分にカット）をボンジョイントで連結して設置していたのですが、以下の理由でワイヤーケーブルに変更することにしました。
・ボンジョイントの引っ張り強度が十分でないので、筋交いとしては適切ではない
・ボンジョイント部分が完全に直線にならないので見た目が悪い
・ワイヤーケーブルよりは重いので地震による揺れが発生した時の負担が大きい
・単管のクロスしている部分が上下ずれるので他の単管パイプとの干渉が発生している
　⇒これを回避するために一部パイプ取付位置をずらすことになってしまい、構造上左右対称にはならないため見た目が美しくない
（写真は記事最下部URL参照）

　黄色で示したものが、それになります。
（写真は記事最下部URL参照）

　ホームセンターでワイヤーを２本購入。２本で3000円くらいです。ターンバックルの長さを差引くと少し余るくらいの長さです。
（写真は記事最下部URL参照）

　測ってみるとリングの先端からエンドーエンドでちょうど6mでした。
（写真は記事最下部URL参照）

　安全荷重でだいたい0.5tf（トンフォース）の理解です。kN（キロニュートン）だと、だいたい5か。
（写真は記事最下部URL参照）

　天井４隅に、リングクランプを取付、耐荷重10kN。
・シンセイ(Shinsei) リングクランプ φ48.6mm、φ42.7mm兼用　380円／個　Amazon
　前方2隅には、リングキャッチ（8mm、耐荷重350kg＝約3.5kN）ワイヤーロープと先のリングクランプを連結。
（写真は記事最下部URL参照）

　後方2隅には、ターンバックルと片側は先のリングクランプを連結。もう片側は、ワイヤーロープを余った分折り返してステンレス ワイヤークリップ（税込でだいたい400円／個）2つで固定。
・M12 ステンレス ターンバックル リギングスクリュー　税込1943円／個　Amazon
※急がなければ約1000円／個くらいで入手（たぶん中国から発送）できます。
※耐荷重：3308lbs（1500kg、約15kN）
　結果、全体的にはリングキャッチが耐荷重的に最も弱いので今後の課題。
（写真は記事最下部URL参照）

　筋交いがだいぶ目立たなくなりました。
（写真は記事最下部URL参照）

　わかりやすいように入っている場所に黄色でマーク
（写真は記事最下部URL参照）

　コスト的には、単管パイプと同等かそれ以下になります。

https://www.haseatskier.com/archives/43962367.html