まだ、レガシーデータとしての記録は公開していないけど、今から27年前の1996年7月26日〜7月28日に南アルプス白根南嶺の布引山に登りに行った。初日は山梨県早川町の老平から入山し、広河原でテント泊。翌27日は布引山に登り、笊ヶ岳まで往復した後、所ノ沢越へ下りて、テント泊の予定だった。しかし、布引山から所ノ沢越へ下る途中でどうしても道が分からなくなり、所ノ沢越に到達することなく適当な平地にテントを張って一夜を明かした。所ノ沢越には水量豊富な水場があるというので、その水場を当てにして水が殆ど無い状態で、水分といえるものは缶ビールしか無く、そのビールだけで飢えと渇きを癒してた。最終日の28日は、所ノ沢越から大井川の中ノ宿吊橋に降りる予定を断念して老平に戻ったけど、桧横手山の手前で、水場標識はあるけど肝心の水場がみつからず、あまりの渇きに半狂乱になった苦い記憶がある(苦笑)。いつの日かリヴェンジを!…と心に固く誓ったけど、再訪を果たすことは無かった。その間に、所ノ沢越─中ノ宿吊橋間のコースは大いに荒れ、『山と高原地図』からもコースが削除された。もう、所ノ沢越─中ノ宿吊橋間のコースを歩くことは無いんだな。歩くとしたら布引山─所ノ沢越─稲又山─青薙山のコースになるんだろうな…と思ってた。
そしたら…。
所ノ沢越─中ノ宿吊橋間のコースが整備されている…(汗)。
『ヤマレコ』で記事をみつけた時は、あまりの驚きに吹きそうになった(苦笑)。
危険なザレ場にロープが張られ、ステップも切られてるという。「整備」と言っても、ホント、必要最低限だろう。そんな状況だから、また大雨が1回でも来たら、元の木阿弥になるんだろう…という予測も立つ。もし、このコースを目指すなら、今がチャンス!と思った。しかし、また道に迷ったりして「返り討ち」に遭いそうでヤなんだよね…(苦笑)。27年前は独身だったんで気楽でよかったけど、今は1日でも帰宅が遅れて連絡が取れなかったらすぐに通報されちゃうんで、「敗退」は許されない。下見とかで何度も通うような近場でも無いので、行くとしたら一発で仕留めたい。
長年の念願の所ノ沢越を目指すべきか否か、凄く迷ってます(苦笑)。
