今月6日の日記で宣言した通り、本日、無事に自粛を自主解除して久々に近くの手稲山へ行ってきました!天気はイマイチでも、山頂の神社にお賽銭をお納めすることもできて一安心。ホントは去年の年末までにお支払い(?)を済ませておきたかった分なので、心のひっかかりが取れてスッキリです。
でも、実際に行くかどうかは迷いました。北海道は未だ緊急事態宣言が解除されておらず、そんな中で本当に許されるのか?もし、万が一感染したら、山のせいにされないか?いやいや、マスクの検品に平気で8億も掛けるバカ政府の言いなりになって自粛なんか、もうやってられるか!(あっ、ごめんなさい。ちょっと毒吐きました。。)とか。でも、私自身、日記の中でも何度か触れていますが、近くの山へ行くぐらい自粛の必要なし、との立場をとっており、また、実際どのぐらいの人が登っていて、どんな行動をされているのか?確認してみたいとの思いもあったわけです。
私は以前から、山よりもスーパーやホームセンターの方がよっぽど感染リスクが高いと考えていました。でも緊急事態宣言後、今日初めて山へ行ってみて、残念ながらそれはちょっと違う?っと思わざるを得ない出来事の数々に遭遇してしまったのであります。
まず感じた大きな違和感。それは、思いのほか多くの人が登っている中、誰もマスクをしていなかったこと。マスクで山登りなんて、騒ぎがここまで大きくなる前はあり得ないと思っていました。でも、これだけ長引いているコロナ問題、ある意味大勢に逆らって山へ行くことになるワケですから、できる限りの対策は必要と思い、私はマスクを着けた状態で登り始めました。ただ、鈍った体に加えて口を塞ぎながら重力に逆らうのは想像以上にキツイ!着け続けるのは早々に諦め、他の人に近づいたら着用、それ以外はアゴマスクの体制に変更しました。まあ、褒められたやり方じゃないのは承知の上ですが、これが私のできる限り。
でも、こんな状況下です。少しぐらいはマスクを着けている人がいると思っていたら、アゴマスクを含めて本当に一人もいませんでした。他の方からすれば、マスクをしている私だけが神経質すぎる異常者に見えたかもしれません。まあ、そこはどうでもイイんですが、街ではほぼ全ての人々がマスク姿なのに対して、山では誰一人マスクを着けず、しかも大きな声で会話しながら登ってくる団体さん、距離1m以内に「密集」してランのトレーニングをしているグループなど、今や下界では考えられない行為が旧態依然としてフツーに行われていることに驚きを感じました。
また、登っている際、前を行く方に追いついたのですが、私の気配を感じていると思われるのに全く避けてくれる素振りがありません。その時たまたま前方から風が吹いてきます。場所は最も息が上がる急斜面です。激しい呼吸ではマイクロ何とかっていう飛沫が生じると聞いていたので、思わずルートを外して遠回りでパスしました。
それから、スライドした時の「こんにちは」。大半の方々は普通に「こんにちは」と声を掛けてくださいました。でも、失礼とは思いながら、私は一切しませんでした。その代わり大きめに会釈して、心の中で「こんにちは」。こんな折です、会話は最小限に止めた方がよいかと。中には、こちらの意図を汲んでいただけたと思われる方もいらっしゃり、嬉しくなりました。
更にちょっと笑える光景。マスク無しで山から下りてきた人が、車に乗り込むなりマスクを着ける姿。普通に考えれば逆だと思うけど?人間って不思議です。。
実際問題として、常にマスクを着けながら山へ登る形をスタンダードとするのは、相当に無理があると思います。キツ過ぎます。ただ、そこは仕方が無いとしても、今日見た光景はあまりに危機感が無さ過ぎと言うか、自由過ぎと言うか。。ただでさえ締め付けられている今の生活を送る中、山という非日常の力によって人の心が開放され過ぎてしまった結果でしょうか。これで、スーパーより山の方が安心という神話は私の中で崩れ去りました。人は多くてもほぼ全員がマスクをしていて大きな声での会話など無いスーパーと、誰もマスクを着けておらず解放感から大声で会話している山。スペースがある限りどこでも自由に移動できるホームセンターと、基本的には細い登山道上と狭い山頂しか移動スペースが無い山。どっちが安心か?残念ながら、私の中でもう考える余地は無くなっています。万が一感染した場合、本当に山へ行ったことが原因ではないと言い切るだけの自信も持てません。
やはり実際に見て体感しない限り、本当のことは知り得ないということが良く分かりました。今回で吹っ切れれば、これからは少し近くの山へ行こうと思っていましたが、政府の戯言とは無関係に、自分が大丈夫!っと判断できるまで、もう少し我慢の生活を送ることにします。
今日も、函館の高校生が恵山で行方不明というニュースが流れていました。軽装で、しかもこんな時に遭難騒ぎ。ご家族はさぞ不安な夜を過ごされていることでしょう。人様の行動をとやかく言うつもりは毛頭ありませんし、それがイヤなら自分が避けるしか方法が無いことも今回改めて認識できました。でも、こんな時だからこそ、やはり行動を起こす前に周りへの影響を考える余裕を持つことが重要なのだと思います。
また長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いいただきまして、有難うございました。
ayap-jkさんの「他の人が近づいたら(マスク)着用、それ以外はアゴマスクの体制」というのは推奨されるべきやり方だと思いますよ。私自身4日前にはそのようにしてハイキングをしました。
広島市の街中にある黄金山というところですが、7〜8割くらいの人はマスクを着けていたように思います。車でも頂上まで上がれ、観光客もいるということもあるのでしょうが。
Nissie-babyさん、こんにちは。
自己満足レベルと考えていたのですが、ご賛同いただけて嬉しいです。本来であれば全行程着用が望ましいのでしょうが、私にはムリでした。ただ、スライドの時だけでも着けていれば、差が出るかと思いまして。
マスク着用の有無は、やはり周囲の環境次第という部分も大きいのでしょうか。私が行った手稲山は観光地とも言い難い場所で、入っているのは登山者と残雪を求めるボーダーやスキーヤーの方のみです。一般の目が無いと閉鎖的な感じになって、逆に気持ちは開放的になるのかもしれませんね。
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