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三角巾・歩く際の運動生理学・ロープワーク・地図読み・ツエルト設置・捜索体験。
とりわけ地図読みでは、こんなメッセージが登山道にあるのか、と新鮮な驚きがありました。
それは林業関係者が残してくれたメッセージ(写真)
地図読みをしながら歩いていると、尾根・沢・リボン・ペンキ跡(あと)・分岐など
色々なメッセージを目にします。それをどう受け止めるかは登山者しだい。そのひとつ
として、横たわっている枯れ木があります。
これは単に木が枯れて朽ちているわけではなく、また、伐採者がその辺に捨て置いた
ものでもありません。この枯れ木は「これ以上前に進むな」という林業関係者からの
メッセージなのです。地図をみると、この枯れ木の向こう側は等高線の間隔が狭くなり沢に
なっていくのがわかります。
つまり、「用を足したくなったからといって、これ以上進むと滑落して急峻な沢に落ち
ていく」「または、沢であるということを確認しに見に行くとしてもこれ以上は進むと
アブナイ」というメッセージです。正確に言うと、私がそのように主観的に受け止めて
いるメッセージです。
こんな粋な計らいが、今回の山にはいくつか見られました。
が、実際にこのメッセージを受け止められないと、こんな枯れ木は踏みつけてしまえ、
とか、邪魔だからどかしてしまえ(これは最悪)など、落石にも負けずおとらずの
迷惑を掛けることになってしまいます。メッセージは発する側だけでは単なる枯れ
木。受け止めてくれる人がいて、情報をまとった枯れ木になるんだなと思いました。
おはようございます。
私が時々登る里山にも登山道以外にいくつか入れそうな道があるのですが、大抵このような「通せんぼ」がしてあります。
やはりそういう理由があるのですね。
しかし、こういった情報も解き方が判らなければ無駄になってしましますね。
林業関係者の皆さんだけでなく、よりオープンに情報公開していただければ、事故防止に役立つと思うのですが。
こんにちは
倒れている木にはそんなメッセージが込められてる物もあるんですね。
初めて知りました。
なんとなく通りすぎてしまいがちですが、今度山に入る時は注意深くそのメッセージを読み取ろうと思います
ikasamさん
この「通せんぼ」を認識できるかどうかが、遭難対策の第一歩かもしれませんね。
binsanさん
「よりオープンに情報公開」これが悩ましいところというのか難しい部分というのか。ネットや啓発本に載る回数が増えれば、多少は効果があるかと思いますが、実際には、登山者の認識能力に負うところが多いかもしれません。
yukarinnkoさん
ユーミンの歌ではないですが、「目に映る、すべてのものはメッセージ」(やさしさに包まれたならば)という感じでしょうか?
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