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この記事の「無線機から発せられた「SOS信号」をアメリカのサービス会社が受信して、通訳会社を通じて、9日午後0時半過ぎに長野県警に連絡がありました。」というのはガーミンの双方向衛星通信機能だろうと推測されています。
ガーミン説明
イリジウム衛星ネットワークのワールドワイドなカバーエリアを活用し、このデバイスは、あらゆる電話番号(SMS)やメールアドレスとの間でテキストメッセージの交換が可能です。同時にGPSを使用して行程を追跡し、共有することもできます。
SNSに投稿したり、屋外でinReach同士で通信することも可能です1。危機的な状況においては、inReachを使用して24時間年中無休のGarmin応答センターへSOSを発信し、テキストのやり取りを通じて緊急事態を説明し、救助を依頼することができます。
※この記事について思うことはとどのつまり「通信手段はこうした機器や〇〇ヘリなどで遭難者の現在位置がわかれば即日、無事に救助される」という方程式のようなものが「商業サイド」であるが幻想にすぎない。
年間に現在位置のわかった遭難者を救助できずに残念な結果となった事例は数え切れないほどある、地上部隊の探索能力とヘリが冬期は特に天候の関係でいつでも飛べるとは限らず1週間飛べないことも過去には発生しているし、昔と違い捜索隊員の尊い命を守るためにも二次捜索については絶対に無理はしない時代になっていることは当たり前だ。
なので捜索活動は非常に厳しい。ただ「現在位置がわかりさえすれば、行方不明だけは生死にかかわらず避けることが可能なことは事後の顛末には有効だ」。
現在位置の把握をするこうした「ハードの電子機器」と「GPS衛星による位置情報を探索するソフト」は格段の進歩をとげて、スマホが衛星電話と同様になれば、電源がありさえすれば救助される確率は大幅にアップされる、しかし現状では困難を極める。統計調査がないので「現在位置がわかれば助かるという確率は不明だ」
やっぱり、従来の事例と同じだ「現在位置=救助」ではない。気象条件+救助体制がいる。気象条件は運・不運、救助体制能力は自治体によりけりだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b236898461fe1011694056661aa4ac38ce0d1db8
ヘリが飛べて1名は救助され良かったですね、天候さえ良ければなんとか。
通報したからって、確実に救助されるなんて思ってません。
遭難したときに、その事実と場所を、家族や救助機関に伝えることができる。これって、ものすごく価値のあることだと思ってます。なにより、他人にかける迷惑を最小限にできます。
通報できなければ、下山予定を過ぎても帰ってこないことを家族や職場が心配する、捜索するにしても登山届だけでは捜索範囲が広がってしまう。運悪く見つけてもらえなければ、行方不明扱いで死んだかどうかも分からない。
毎月の利用料が12ドルなんですが、保険としては安いと思ってます。
早く普通のスマホで直接衛星通信が可能になると良いですね。
(iPhoneには、すでにハードとしての機能は備わっていて、あとは日本国内の体制の問題らしい)
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