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野外学校FOSの中学林間学校のサポートで富士山の双子山に入りました。
鬱蒼とした森の中に入ります。子供達はまだ不安そうです。僕が木に登ると数人真似して登り始めました。
古い倒木の平均台をみんなで並んで歩くと、大きな音と共に途中で折れてしまいました。バランスを崩し、みんなで落ちてしまいました。アクシデントが彼らの閉じていた感覚を一気に開いたのでしょうか、森を抜け溶岩の道に出ると、感嘆の声が自然と漏れていました。溶岩の岩に登ったり、砂場の天然マットに飛びおりたり、しだいに子供達の動きが大きくダイナミックになっていきます。
森を抜けると双子山、宝永山、富士山頂が連なる荘厳の世界が一気に広がります。子供達は双子山の頂きに吸い寄せられるように駆け登っていきました。頂きに向う途中、体を吹き飛ばしそうな風が吹き始めました。怖れをなした子供達を集め安心させ、少し下ると風は止み、大砂走りに入ります。
友達と手を繋いで駆け下りる子、砂の感触を確かめるように歩く子、一人で全力疾走する子、砂に埋もれる子。はち切れんばかりの笑い声が富士山に吸い込まれていきました。
●野外学校FOSのHP
http://masa-fos.com/
●週刊ヤマケイ掲載版はこちら
http://cc.mas.yamakei.co.jp/c/005it1_0000ojlz_62
●ヤマレコレポートはこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-457359.html
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