『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』
(名古屋市の愛知県美術館にて開催中)に行ってきました。
日本初上陸という
<『ジャンヌ・サマリーの肖像』 ルノワール 1877年>等が、
この展覧会で最大の見どころとされています。
これまで芸術に関わる機会も興味すらもなかった自分です。
昨年末辺りから何故か、芸術以外も含め、何となく漠然とですが
「己にとっての未知との遭遇」に興味を持つことが多くなりました。
この歳になって・・・。
今年の正月に見に行った、自身(たぶん)初体験の美術展、
同美術館にて開催されていた
『「生誕150年記念 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」展』
で、これまでに感じたことのない不思議な感覚を知り、
何となく?少しだけ?なのでしょうが、ど素人なりに絵画にも
興味が湧いてきました。
そこで今回も・・・ということだったのですが、
クリムト展の時に感じた、何となく『ゾワッ!』とした感覚が
どうも得られません・・・。
「やっぱり自分には無縁の世界か・・・
前に感じた感覚も、たぶん気のせいだったんだろう・・・」
展示作品も既に終盤、そう思い始めた頃・・・『ゾワッ!』
鳥肌が立ちそうなあの感覚が蘇りました。
<『ノクターン』 シャガール 1947年>
何故か惹きつけられるこの絵を、何度も戻っては見続ける
自分がいました。
養老・小津権現・高賀山・伊吹・能郷白山
行かれる山のほとんどが、「人の想い」のある山ですよね。
そして絵にも当然「人の想い」があります。
昨年のご経験以来、「人の想い」を感じる力を強くされているのでは?
変な意味ではなく、目や耳から入った情報を無意識に統合する力と言った意味ですが・・・
惹かれるのは、言葉で説明できない
身体の・精神の内面が、共感してるんだと
思います。素敵な作品との出会いは
五感が反応するんですよね。
思わず、笑ったり、涙が出たりと
いった感じで。
言われてみれば、『信仰の山』を好む傾向にある気もします。
何だか落ち着くんですよね。
養老に関しては、寝坊→近いから→決定のパターンも
少なからずあったので、全部・・・とは言えませんが。
昨年末の件以降、確かに自分の考え方?に変化が起きました。
あまり『理屈』に囚われないように、『直感』を意識するようにしています。
意外ですが、その方が選択を誤る率が低い気がするのです。
どちらかと言うと自分は宗教色や哲学色の強い、
抽象的かつ感情的な作品に惹かれる傾向にあるようです。
それが意味するもの、訴えているものは何なのか?
はっきりと分からない中にありつつも、その上で
komakiさんの仰る、五感の反応が起きているのかもしれません。
不思議な感じがします。
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