私の山歩きと写真

2017年12月27日 09:58日記・つぶやき全体に公開

山歩きの時は、「その日の山行の記録」として写真を撮る。
・・・登山口。登山道の様子。分岐。道標。
　　　植物たち。空の様子。…などなど。
そのほかに、
「あ！」とか「お！」とか心にとまったものすべてにシャッターを押す。
・・・見上げた空。木々の間から見える遠く景色。
　　　ふり返ってみた景色。虫たち。石。…
歩いては立ち止まって撮り、また歩いて　立ち止まって撮り・・・。
撮った写真の数は、１回の山行で１００枚をゆうにこえてしまう。

そんなふうに撮った写真に写っているのは
もちろん　その日の山の様子なのだけど・・・

ある時ふと
「この写真たちには、この日の自分が写っているのかもしれない」
と思った。
・・・同じ道を誰かと一緒に歩いたとしても
　　　それぞれ　目にとまる景色や心にとまるものが違うし、
・・・同じ場所で　同じものにカメラを向けたとしても
　　　枠へのおさめ方や写し方は人それぞれだから　違う写真になる。
・・・自分のその時の心と体の状態が違えば　
　　　目に入るものも　写し方も違ってくるだろう。
だから、
その写真には、その日その時の自分が写っているのではないかと。

そんなふうに思うようになってから、
「今日の自分の目には　どんなものが映るんだろう？」
「今の自分は　どんなものに何を感じるんだろう？」
と思いながら　山を歩き　写真を撮るようになった。

写真左：クモの巣についた水滴（日本国にて）
写真中：雪上にのびる木々の影と動物の足跡（虚空蔵岳にて）
写真右：オオカメノキの芽（高館山にて）　　

2017-12-21 鳥海山　御浜の鐘のヒナウスユキ

2017-12-31 山が私に教えてくれたこと①

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