全国でクマが出没し、被害が出ている。
被害に遭われた方には大変お気の毒というしかない。
私も今年は秋以降あまり山に行けていない。身近な京都の東山や北山でもクマの出没情報があるからだ。
今年8月に比叡山の雲母坂でトレラン中のランナーがクマに襲われた。そのニュースに「あんなところでクマが出るとは」と驚愕したものだ。こうなると、近所の林道で峠走をしようと思っても身構えてしまう。
比良や高島、湖北の山はもともとクマが多いところだし、鈴鹿にもいるはず。こうなるともう、どこにも行けない。
とくにトレイルランニングは、車の速度が速いほど前方の視界が狭くなるのと同じで自分の周りの情報が少なくなる。クマの気配を感じることなく突然遭遇するという危険が高まる。
そして寒くなると、今度は寒いのを理由に外へ出ることが億劫になってくる。
人に被害を与えるクマを駆除するのはやむを得ないことだ。
一方で駆除に抗議する人たちもいる。人もクマも命に変わりはないから「クマを殺すな」という意見は間違ってはいない。クマが里に降りてこざるを得ない状況を人間が作り出してしまった面もある。
駆除を主張する人、駆除に反対する人、どちらにも理がある。簡単に良い悪いを決められるものではない。
しかし、駆除を主張する人たちを見ていると、反対する人たちをステレオタイプに決めつけて過剰に揶揄したりする傾向があるように思う。理屈ではなく相手の人格を攻撃するやり方は、死刑廃止論争での死刑廃止派に対する存置派の態度に似ている。
私は単純に白か黒かと言えないことについて「こうだ」と言い切る人を信用してはいけないと思っている。そういう人は理屈が弱いから、往々にして相手の人格に言及することでその人の言うことを無力化しようとする。注意が必要だ。
個体数が増えると遭遇率は増えるのは自明で、更に狩猟者が減っているので、強弱関係に変化が起きて、人間が自分より弱いと認識する個体が多くなっているのではないでしょうか?
個人的にはどんどん撃って美味しく頂くのが大事かと、
猪や鹿も同じ。
詳細は多少間違っているかもしれませんが大まかに示させてください。
本来は狩猟許可の他に狩猟手段についても許可をとる必要があるのですが狩猟目的の動物以外が罠にかかった場合には違法となるため解放しなくてはいけません。つまり、熊罠に猪がかかっても猪罠に熊がかかっても目的外の捕獲なので本来は解放する必要があります。
今年は猪罠にかかった熊の解放が危険すぎて無理と判断されて駆除処理されまくっていますがなんだか複雑な思いを感じざるを得ません。超法規的措置という言葉すら使わずに原則を歪めて運用するのはどうなのでしょうか???
又、捕獲した熊を奥山放獣する瞬間がかなりの危険をともなう行為であって逆上熊がUターンして向かってきたり襲ってくる事もあることを知らない人達が安易に「熊を山に帰せ!」とだけ主張するのも納得できるものではありません。
熊が減り過ぎたから保護、増え過ぎたから駆除だけでは命を冒涜しているようにしか思えません。
気持ちはわかりますし、法令も知ってます。
その上で、個体数で保護や駆除の判断をしているのには疑問があるのは同意。
私は人間は食物連鎖の頂点近いと思っています。なので、人間が困る範囲でないなら、沢山獲って美味しく食べれば良いという考え方です。
例え、それで絶滅しても自然淘汰の一つ。
人間でも、未知のもので全滅する可能性があるのですから。
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