ワークマンとかユニクロとかのアイテムを登山に使う人がいる。
何を着て山に登ろうがその人の勝手だとは重々承知しているが、登山熟練者でないのならやめた方がいいというのが私の考えだ。
登山用品に求められる条件は
➀過酷な自然環境に対応できること
➁コンパクトで軽いこと
この両方を備えていることだと考える。
以前、「やる気のない人との山行」(https://www.yamareco.com/modules/diary/305160-detail-316040)で書いた私の高校時代の同級生(F君としておこう)は手持ちのバイク用品を登山に転用しようとした。
どれもこれも重そうな物ばかりで、私はせめて最低限の物だけでも登山用品店で揃えるように勧めたが、F君は従わなかった。
次にF君は「ホームセンターに売っているものならどうか?」と尋ねてきた。
私は、それもやめた方がいいとアドバイスしたが、納得していないようだった。
F君が手持ちのバイク用品やホームセンターで済まそうとしたのは、登山用品店で売っているものがどれも高額だからというのが理由だった。
しかし、登山用品が高額なのには理由がある。登山に耐えうる性能をもち、かつ軽いものを作るには高品質な素材と高い技術が求められる。安く作るのは難しい。
F君はそこに価値を見いだせなかった。端から「高い」と言って忌避していたのだ。
さて、ワークマンやユニクロだが、確かに登山に使えるものもあると思う。ワークマンはヘビーデューティーそのものだし、ヒートテックを着てエベレストに登頂した人もいる。
しかし、ワークマンやユニクロは基本的に登山のためには設計されていない。
登山に関する豊富な経験と道具に対する確かな知見がある熟練者なら、これらが登山に使えるかどうかの判断が可能だろう。登山初心者が「安いから」というだけで安易にマネできることではない。
ところでF君には後日談がある。
ある山行のとき、F君が全身モンベルに身を包んで現れたのだ。
それまでいくら言っても登山用品店で買い物をしなかった彼がだ。
一体どうしたのかと聞くと「モンベルに行ったら可愛い店員さんがいて、思わず全部買っちゃった」という。
開いた口が塞がらなかった。
初めまして
登山にハマるきっかけは十人十色
僕も「山なんて全く興味ないわ」って思ってましたが
マラソンにハマって、マラソンにはトレイルランが有効と聞いて、山に登ったら
「うわ、登山ええわ!」となってしまったクチです(しかもなぜか太ってしまった)
F君の場合はモンベルの可愛い店員さんがきっかけ
それでF君が山にハマれば、結果として登山用具専門店の衣類や道具がいかに素晴らしいかに気が付くと思います
その域に達すればももんが小次郎様もストレスなくF君と一緒に山に行けるんでは?
いや、そもそも、ももんが小次郎様はF君に対して色んな部分でイライラ感をお持ちのようですけどね
F君とはもう40年来のつきあいになります。なんだかんだ言いながら本当にいいやつなんですよ。学生の時の友達は私がピンチの時にみんな離れていってしまいましたが、残ったのはF君だけでしたから。登山はダメですけどね。
安全に対する認識が近い人と登山する方がリスクもストレスも少ないですよね。実生活だと心配性すぎる部分を大丈夫だよと言ってくれる人ような大らかな人も必要ですけど、命のリスクがある登山でとなると一緒にいくのは難しいかなと思います。
モンベルのかわいい店員さんの話を聞いて装備は揃えるのに、親友の自分の話は聞かないのかって思うとちょっとさみしい気もしますが、まあF君はわかりやすい人ですよね…
誰と登山するかっていうのは本当に大事だと思います。私がにわかパーティーに参加しないのもメンバーの安全登山に対する考え方が分からないからという点に尽きます。
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