「ぐりとぐら」の作者で児童文学者の中川李枝子さんが亡くなられました。共同で執筆しておられた妹で画家の山脇百合子さんも昨年亡くなられています。
お二人の本で私は「いやいやえん」が好きで、中でも「やまのこぐちゃん」が一番好きな話です。
主人公のしげると子グマが一緒に遊ぶ中でお互いの違いを知り、その違いを驚いたり感心したりしながら受け入れます。
人によって感じ方はさまざまだと思いますが、私は「やまのこぐちゃん」で言わんとしていることは「多様性」だと思っています。他者との違いを理解し認め合うことは大切なことです。今でこそ多様性の考え方は受け入れられるようになってきましたが、これを60年以上前に表現していたのはすごいことだと思うのです。
実は「いやいやえん」は子どもの時は読んだことがなく、自分の娘二人に読み聞かせる中で「これ、多様性のことやん!」と感激したのでした。その二人も今月24歳になります。いずれは自分の子どもらにもこの心を伝えていってほしいと思っています。
息子には読みました、たくさん
そして、子育てに悩んだ時に勧められた本の挿絵がこの方の絵で、微笑ましかったです
子供と一緒に絵本を読んだとき
そして、育児書で励まされたとき
優しく可愛らしい挿絵が寄り添ってくれていました
育児書と言っても、こうしなさい、という本では無かった。出会えて良かった、あの本に
その時の気持ちを思い出しました
寂しいです…
中川李枝子さんは保育士だったので、保育士の目線からみた子どもの日常がリアルで生き生きとしていました。その辺も多くの人々の共感を呼んだのでしょう。
その育児書、子育て中に読んでみたかったですね。
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